山曜日は山へ行こう


白鳥山
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


山頂奥に天狗岩あり荒西山眼下の樹海ただ輝ける


期 日 成19年3月30日(日)  晴れ
標 高 833.7m
登山口 荒西山登山口(林道新田荒田線終点)
  時 間   登山口−30分−NHK電波塔−15分−荒西山山頂−20分−天狗岩
下山 天狗岩−50分−登山口
鹿児島からのアクセス 鴨池港−垂水フェリー垂水−国道220号−県道68号−県道448号−新田トンネル手前で右折する
温 泉 ゆたか温泉(鹿屋市)
 六郎館岳下山後,国道448号線を新田トンネルまで引き返した。
 トンネルを出て,すぐ,道標に従って<林道新田荒西線>左方向へ入る。
 3kmほど進むと終点であるが,終点直前が崩壊しているのでその手前のスペースに車を停めて登山口まで少し歩く。
 今日は,上空,風が渡っている。
 <千の風?>山の上空は,多くの人々の気持ちを乗せた千の風の交流となっているのでは?
 登山道樹林では,程よい風が体を冷やし,体力を温存してくれる。
 自然林の素晴らしい登山道は,やがて舗装コースとなるが,この舗装部分が,急坂である。 程よく土がかかったり,落ち葉で覆われているが,とにかく急坂である。
 ピークとなっている電波塔管理のためのコンクリート舗装なのか。 舗装された部分が2箇所ある。
 登りは,ただ息をフーフー厳しさだけで小幅でゆっくり登ったが,下山の時の下りは一層急坂に感じた。
 滑らないようにひざに力が入るのだろうか。
 やっと空が開け電波塔である。
 電波塔から素晴らしい山々の展望を楽しみ,少し下ってから山頂へと向かう。
 山頂は狭い草地で,東側が切り開かれている。
 東に,六郎館岳の山並み,北側に甫与志岳の山並みが覗ける。
 今日は,霞のため眺望が遠くまで望めない。
 かすかに,太平洋や,木場岳・辻岳の姿が認められる程度である。
 山頂からさらに甫与志岳への縦走路の方へ進むと,天狗岩へのコースがあるので天狗岩へと進む。
 コースの途中,樹間から獅子の顔のような天狗岩が観える。
 「大きい岩が突き出ている!!」
 「あそこに先に行ければ,写真を撮ってあげるのにね〜」
 できないことである。
 途中,天狗岩と見違うほどの巨岩を過ぎて,素晴らしい展望の広がる天狗岩に着く。
 岩の先端は危ないので,中間辺りに立ってみるが恐怖感がある。
 今,登ってきた電波塔から,荒西山山頂を通る尾根の連なりが望まれ,さらに感動も増す。
 午後2時。
 遅くなったが,岩の安全な一角に席をとり,ゆっくりランチタイムを過ごしたのである。
 急登はあるが,全体的に春萌え立つ前の,落ち葉ふかふかの登山道で,心地よい風と木漏れ日の素晴らしい登山となった。
 途中,グリーン樹林の中に赤い木肌のヒメシャラの大木が目を引いた。
 シキミの優しいうすい黄色の花も美しい。
 田代町から鹿屋へ向かい帰路に着く。
 山桜やソメイヨシノはもとより,あちこちの民家の緋色の花桃が目を引いた。

 温泉は,鹿屋市田崎の<ゆたか温泉>を利用した。