山曜日は山へ行こう!
霧脱ぎて せまりくる山容 平成新山は 明日も生きよと いう普賢岳山頂
期 日 | 平成15年11月12日 曇り時々晴れ |
登山口 | 仁田峠 |
時 間 | 登山口−30分−ロープウェイ山頂−5分−妙見神社−40分 −国見岳−20分−もみじ茶屋−40分−普賢岳 |
下山 山頂−30分−もみじ茶屋−20分−あざみ谷−20分−登山口 | |
温 泉 | 小池獄温泉 |
長崎,普賢岳登山口のある仁田峠は今回2回目である。昨年,雪の少し残る頃,観光でロープウェイに乗った時,下の方に登山者が見えた。
「大変そうだねー 好きな人がいるんだねー」
と,まさか自分たちが登山をすることになるとは思わず言ったのである。登山の楽しさ,緊張感の魅力に取り付かれ,九州の名山を登ろうということになったのである。
普賢岳を目指し,登山口からロープウエイ降り口,妙見神社までは大変ではなく自然林の中,期待した紅葉は過ぎていたが,快適な登りが続いた。
国見岳は厳しかった。国見岳の分岐点で,背中の荷物を置いて登るグループがあった。我々も軽い方がよいということで荷物を置き,前方頭上の国見岳を目指した。大きな岩が多くロープ登りもあった。途中,曇り空に青空が見えほっとする。巨岩,大木を越えて山頂。山頂では,雲がやや濃くなり,360度展望がない。残念!
分岐点まで急下り,下山し普賢岳は左に登山道を進む。長い下りが続き,もみじ茶屋と呼ばれる分岐点まで下り,普賢岳への登りが始まる。快適な下りの後の登りは途端に体が重くなる。普賢岳噴火で雲仙一帯は大きな影響を受けたのだろう。立ち枯れた大木が目立ち,急峻な登りが続く。
山頂は,登山客で賑わっていた。霧が広がり平成新山のドームは見えない。目の前に迫っているはずの平成新山をなんとしても見たい。お弁当タイムとコーヒータイムをとりながら,山頂をうろうろしながら,今にも晴れそうな様子の霧が動き,薄くなり,晴れるのを待って,待って,待った。動いている霧の合間に周りの山々の谷が見えて高度感が心地よい。
一瞬!,いや,徐々に晴れた! 確かに迫力ある,山肌きれいではないゴツゴツ肌の山がドドッと眼前に迫っている! 山頂に王冠みたいなトンガリの乗った平成新山に驚き感激。
カラー写真で,このかたちは見られるかもしれないが,この迫り来る迫力体感はここに来た者にしか分からないだろうなー・・・・・。満足!満足!
後からのグループが次々到着し,普賢岳山頂は益々にぎやかになった。姿を現したり隠れたりする平成新山に一喜一憂している。
下山は,もみじ茶屋を左へあざみ谷を通って仁田峠に出る。紅葉は終わっていて残念だったが,落葉のクッションが心地よいルートだった。
帰りは,雲仙温泉街を少し抜け左に行く<小池獄温泉>でゆっくりした。