山曜日は山へ行こう


九千部山
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  

華のある神社いだきて花尾山登山道彩るつわぶきの花

期 日 平成17年10月30日  晴れ
標 高 540.4m
めあて 新・分県登山ガイド<鹿児島県の山>で新しく掲載された山座を目指す。
登山口 花尾神社駐車場
  時 間   花尾神社駐車場−50分−林道から登山道入口−30分−山頂
下山 山頂−20分−林道−45分−花尾神社駐車場
鹿児島からのアクセス 鹿児島市−国道3号−県道211号−花尾神社を目指す
清浦ダムからはー国道328号を南下ー緑の回廊信号で左折花尾へー花尾神社
温 泉 轟温泉(郡山町)
花尾神社の由来 花尾神社 つわぶきの花と
アサキマダラ
ガマズミ カラスウリ
何の花だろう? 尾根にあるケルン 山頂 南薩の広がり
遠くにかすむ金峰山
遠くに高千穂峰が
 登山口のある花尾神社を目指す。
 神社は,県道211号から道路標示版にしたがって大きな赤い鳥居をくぐって走り着いたところで,杉木立の美しい境内の中にある。
 駐車場で準備をしている間も参拝の人の出入りがあり,島津忠久公に縁のある神社で地元の方々に親しまれているようだ。

 我々も参拝したが,神殿を仰ぐと細やかな彫刻に鮮やかな色,又,奥の方の天井は,淡い色であるが花の絵で埋められている。 <さつま日光>と呼ばれるそうだ。
 一昨年の日光旅行の時,参拝した<日光東照宮>が思い出される。

 参拝を済ませ,左側の奥の方に行くと登山口である。 神社から外に出て車道を進んでもいいが我々は神社の奥の林を進み車道に出て,川沿いに進み花尾林道に入った。
 林道はコンクリート舗装がずっと続き,この分では車で入れそうな気もする。 ひときわ赤いピラカンサの実が目に付くゲートボール場の広場があるが,ここの駐車場に車を駐車させてもらってもよさそうな気もする。

 杉,ヒノキの植林帯もある緩やかなのぼりの林道を進み,40分ぐらいすると舗装が切れてすぐに,右側へ,いよいよ登山道へ入っていく。 登山道は,すぐから細い直登ではじまる。 杉植林の下草はきれいに払われ,黒い土が見え,最近登山道を整備した跡がはっきりとしていた。
 とにかく急登である。 途中,息を整えながら振り返るとまっすぐ下の方に林道が見えているのだ。

 足元に注意しようと,下を見て・・・,山頂の気配を期待して上を見て・・・,それを繰り返しながら我慢して登る。フーフー・・・。アップダウンも平坦地歩きもない・・・・・。

 やっと山頂。
 山頂は,山岳会の方々が切り開いてくださったのか,ロープが張ってある中は広く,一部樹間からの展望もあるが,展望も楽しめるし,足を伸ばしゆっくりすることもできる。
 山頂で心癒されるのは,つわぶきの花である。 林道沿いも,群生とまではないが,ずっと大振りの黄色の花をつけていた。 つぼみもたくさんあった。 これからも登山者を楽しませてくれるだろう。
 がまずみの赤い実,ずっと上までだんだんにぶら下がったカラスウリ,紅葉の山にはかなわないが,濃い緑の中に黄色や赤いアクセント色はひときわ映えていた。
 山頂に点在してさいているつわぶきの花・・・,もっと増えて,黄色の花が空気を染めるほど咲いて欲しいなあー

 林道の長い歩き,登山道に入ってからの厳しい登りに思いの外疲れてしまった。

 シートを敷いて,倒木に背を持たれかけて,金峰山を真正面に見ながらのランチタイムとなった。 うんと熱いお茶がほしい季節になっている。
 「これからは,ポット二つにお湯を入れて来ようね。」
 「それがいいよ。」

 下山は,ロープを張ってある西側のコースを下る。
 またまた急坂の下山が林道出合いまで続き,ロープを張ってくださった方々に感謝感謝である。

 下山後は,郡山町<轟温泉>,今日は日曜日で温泉を楽しむ人で賑わっていた。