山曜日は山へ行こう!
巨岩ピークカランコロン岩くぐり岩論しきスリル比叡山登山
期 日 成19年5月9日(水) 晴れ 標 高 918.0m 登山口 千畳敷登山口 時 間 駐車場登山口−3分−千畳敷−60分−一峰展望所−1時間30分−カランコロン岩−30分−山頂 下山 山頂−30分−カランコロン岩−1時間−東側登山口分岐−50分−東側登山口−15分−千畳敷登山口 鹿児島からのアクセス 九州自動車道−松橋IC−国道218号−槙峰−県道214号−鹿川方面へ 温 泉 佐俣の湯
4月末の二ツ岳のヒカゲツツジの美しさが忘れられない。
[もう,過ぎたかな?]
少しの期待を持って比叡山に向かった。
でも,風・雪・厳しい中で強く生きる自然の花でも<花の命は短くて・・・・・>だったのである。
登山口への綱の瀬川沿いの車道は狭い。 地元の通行車両と譲り合って進む。 集落を過ぎ,比叡山と矢筈岳の荒々しい岩肌が見えると,右側にまず東側登山口の道標があるが,少し先のトイレ舎のある千畳敷登山口まで進む。 |
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石段を登り始めると,山の神が祀られており,それからすぐに千畳敷となる。 ひろい平らな岩で柵も設けられ,正面に迫る矢筈岳の荒々しい岩肌は圧巻である。 |
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登山道は,右へと続き,樹木の若葉は清々しいが,足元はゴロゴロ岩で,少々息を吐く登りとなる。 徐々に高度が上がると視界が開け,岩に石柱の建つ第一峰展望所となる。 山並みの絶景に感動しながら小休止して,体力を戻す。 |
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小さなアップダウンの繰り返し,足元に大岩・小岩・・・・・,前方をふさぐ巨岩の上は青空! 「ピークか!」 と,思うが回り込んだり,岩のへこみを進んだり・・・・・,いやというほど頑張る,頑張る。 ヒカゲツツジはもう散っている。 散り残っている一・二輪の花がいとおしい。 ミツバツツジは咲いていた。 花のところで小休止してガマンしながら歩き続ける。 |
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またまた巨大岩が・・・。 ここがカランコロン岩だ。 中央の隙間に小さなはしごとロープ。 何とか体とザックをくねらせ,手足の置き場を工夫して,やっと摺りあがった。 岩広場の中央あたりに,いなずまのような切れ目が走っている。 「ウッ オッ エッ すごい 何だ?」 陽射しがギンギン照らす岩。 「オーイ! 」 と,呼んだり,ちょっと寝そべったり,デジカメしたり。 怖い気もするが,広く表面がやさしいので何だか楽しいのである。 |
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」 | 長いロープを使って岩を降り,山頂へ向かう。 「エーッ!」 またびっくりである。 きれいに切れた断面を下にして,巨大岩が両側の岩を支えにして置かれている。 いったいどのような自然活動の過程で,こんなふうになったのだろう。 畏敬の念を抱いて 「くぐらせていただきます!」 |
久しぶりに出逢った <山頂まで5分〜人吉カメさん> の木札にホッとしてやっと山頂である。 珍しく展望がない。 しかも,小広場中央の大木が根こそぎ倒れたままである。 山頂標識も飛んでしまったのか,その跡さえない! 困ってしまったが,ボールペンで,にわか仕立ての<マイ山頂紙>で,山頂撮影とする。 さすがに,三角点柱は動いていない。 |
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下山コースは,<第一峰展望所>手前の分岐から,東側登山口へのコースをとる。 自然林,植林,伐採地登山道は岩場も,ゴロゴロ石も少なく歩きやすい。 徐々に,右側視界に比叡山の西(綱ノ瀬川沿い)端の切り立った岩峰が見えてくる。 岩峰に赤い点が動いている。 「人だ!!」 ロッククライミングのメッカという比叡山。 やがて豆粒のような赤い人影は,緑の中に入った。 |
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「すごいね。」 等と感動・敬服しながら,やがて登山道は<東側登山口>の車道に出る。 10分ほど車道歩きで千畳敷登山口である。 |