山曜日は山へ行こう!
深山なり 奇岩群登山道 英彦山神社 上宮登りつき 清しく参拝す
期 日 | 平成16年11月10日 曇り |
登山口 | ふれいあい市場前 |
時 間 | 登山口−60分−国立青年自然の家−30分−高住神社北岳登山口− |
80分−北岳山頂−30分−中岳山頂 | |
下山 中岳山頂−80分−奉幣殿−30分−駐車場 | |
温 泉 | しゃくなげ温泉 |
今回は,1泊登山旅行を計画した。
登山口となる英彦山の麓一帯は,観光地となって駐車場も有料,無料がありたくさんの車や人で賑わっていた。
ガイドブックに従って,まず,九州自然歩道を高住神社(豊前坊)へと向かう。山の家やキャンプ場,スキー場,国立青年の家等が続き,整備され,苔むした石畳や,杉の木立の中の参道のある自然道を1時間半ほど快適にゆっくり歩く。
<山頭火の句碑> すべって ころんで 山がひっそり
やがて国道に出て豊前坊に着く。高住神社があり途中の紅葉スポット合わせて車や紅葉客が多い。
社殿の右手の小さい登山口に入ると,これまでの風景は一転し,霊山,深山の神気漂う風景となる。
見上げても視界に収まらないような巨岩,大木もあらわれ,くもり空は更に暗くなってきた。
ガイドブックにある逆鉾岩,筆立て岩等は,どれがどれか分からないほど奇岩,巨岩がある登山道である。
しかし,自然石が,階段状になり,散ったばかりの紅葉が差し込んできたうすい陽光に照り映え,ホッとする場所もあり,水補給し小休止した。
下山者にも出会う。
「上は雨,風も強いですよ。さっさと降りてきました。」
「我々は,リタイヤです」
帽子から出た髪が濡れている人もいる。
でも,今はこの穏やかさ。我々は登り続けるしかない。
岩場のくさり場も,急登の連続であるが,黙々と登っていった。北岳山頂近くで展望できるところまで来ても風も,雨もない。幸運だった。
北岳山頂では,男性グループが,コンロに火をたいて,にぎやかに昼食を取っていた。
北岳から中岳へは一息である。
クマザサとブナ(立ち枯れが多い)のある踏み跡のしっかりした登山道を進む。
英彦山頂上は広い。テーブル,ベンチが5組展望レストランだ。でも今日は,雲があり,遠望できない。 しかし,雲は動いていて,時々は青空ものぞき,まずまずの天候である。
英彦山神社上宮でお参りして下山することにする。天候が良くなったことを感謝し,日頃の諸々の願いを聞いてもらった。
下山は,急な階段が続く。途中には,行者堂,稚児落とし,中津宮など標識板に,説明,案内が立てられ信仰の山として昔からの人々の往来が多かったことが感じられる。
やがて英彦山神社の奉幣殿に着く。広くて大きな境内は沢山の参拝者で賑わっていた。
紅葉中の参道に出店が並ぶ中,駐車場へと下山した。
しゃくなげ温泉に泊まり,明日は,福智山を目指すことにする。