山曜日は山へ行こう


石堂山
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


山桜笑うように咲き我笑う石堂山登山山ふところで

期 日 平成18年4月4日(火)  曇りのち雨
標 高 600.1m
めあて 県内の山を目指す。
登山口 石堂山登山口
  時 間   駐車場−3分−石堂山登山口−45分−石堂山山頂
下山 山頂−30分−駐車場
鹿児島からのアクセス 鹿児島市−国道3号−国道328号−宮之城から出水市へ−紫尾峠付近
温 泉 薩摩川内市東郷町「ゆったり館」


記念の森石碑 駐車場 登山口 登山道 第1のピーク
ヒノキ樹林 山頂 山頂までのピーク 駐車場での紫尾山 ゆったり館

 今回は夕方の所用のため県内,午前中登山で北薩の石堂山をめざした。 うす曇のまあまあの山曜日である。
 出水市に向かい,紫尾トンネルを過ぎるとまもなく右手に広い林道入り口がある。 非常に大きな案内板があるが鹿児島方面からの車ではうっかりすると見逃すかもしれない。 案内板は,出水市から来ると見やすくたっているから。
 林道途中,大きな<記念の森石碑>があり,付近は多くの桜,もみじ,椿等が山の斜面や林道沿いに植林されている。 かなりの幼木もあり山を造る森に寄せる熱意が伝わってくる。

 周りの山の山桜は満開をやや過ぎているが山肌を飾って美しい。
 まもなく<石堂山登山口>の案内板があり,広場は駐車スペースも十分である。

 この石堂山は,<県版・鹿児島県の山>の新版に登場している。
 以前はあまり知られてなかったが,この登山口から出水市の君川に通じる道が,昔,出水と宮之城を結ぶ最短コースで,参勤交代に利用されたという歴史的意義を持つため,平成16年にこのコースが<殿道>として整備された。 この8kmの魅力あるコースとあわせて石堂山登山も注目されているそうである。
 歴史的意義や魅力についての大きな案内板がある。

 我々は,登山支度をして右側の登山道に入る。
 滑りそうな粘土質の急坂の登山道入口だ。 少し登ると,後は,冬の落ち葉を踏んで緩やかな登り,時々植林が,芽を出し始めた草木とともにすがすがしい緑の香りを放っている。

 つわぶきの多い登山道を持つ山は多いが,この石堂山では,見かけなかった。 樹林の中,さして急坂はなく,三つほどのピーク地点はちょっとした広さの草地で樹々の間から山頂を見ることが出来る。

 やや急になった登りを過ぎると山頂である。
 山頂は,草地が広がり山頂標識,三角点,石の祠がある。 木に囲まれていて展望は得られないが,少し開けたところから紫尾山方面が見える。
 登頂記念写真と紫尾方面を撮影し,下山とする。

 今日は,下山時も空はうす曇。 それにまだ冬枯れのカヤや草の残る森はさびしい。 それでもミツバツツジの木の小さな生まれたばかりの花芽を見ることが出来た。

 下山して広い登山口駐車場でティータイムを取る。
 大きな大きな山の風景である。 点在している山桜がまさに<山笑う>,そして<我らも笑う>の風景である。
 ここから<殿道コース>歩きもしてみたいが,小雨が降り出した。 またの機会としよう。

 帰りは,東郷町の<ゆったり館>で温泉に入ってゆっくりした。 すごい賑わいはランチのバイキングがお目当てのようである。