山曜日は山へ行こう!
清き水モスグリーンの苔育みて呼吸清しき金山登山
期 日 成19年3月4日(日) 晴れ 標 高 967.2m 登山口 中山キャンプ場 時 間 登山口−30分−道明の滝−40分−三瀬峠分岐−25分−山頂 下山 山頂−60分−登山口 鹿児島からのアクセス 背振山登山口−県道46号−国道263号−宿から山中キャンプ場へ(井出野からも行ける) 温 泉 卑弥呼の湯
背振山下山後,県道46号線を西へ向かい山中キャンプ場をめざす。
背振山を基地として,背振山地の各ピークへの縦走コースもあるが,体力的に厳しくて我々は一応下山して金山登山口に向かった。 キャンプ場の駐車場から奥の方へ,数個のバンガロー,<脚気地蔵>,それにキャンプ施設と山中川のせせらぎの間の九州自然歩道を進む。 立てられている案内板や脚気地蔵の説明版も読むと良い。 すぐにきれいな杉林となり舗装林道に出る。 |
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林道を横切り,階段状の登山道へ進む。 常に<ちょろちょろ>と,絶え間ないせせらぎの音は,少しずつ大きくなり,右前方樹間に滝が見えてくる。 <道明の滝>である。 登山道から斜面を下りた地点から見るとさらに美しい。 |
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<うぐいす>?確かに小鳥の中に<ホーケケ>と,まだ勉強中の声が聞こえた。 せせらぎと鳥の声と,自然樹林の木漏れ日の中を気持ちよく登っていくと,石畳上の登山道となる。 きれいなモスグリーンの苔に包まれている。 せせらぎの水を含んだ気流が樹肌,岩肌の苔を育んいるのだろう。 両手を広げ深呼吸を繰り返す。 <森林浴>である。 |
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九州自然歩道で道標がきちんとしてありがたい。 ヒノキ林を過ぎ,自然樹林を過ぎるが登山道はいつも落葉たっぷりの足元はふかふかで歩きやすい。 山頂まで500m<三瀬峠分岐>の道標の辺りから冬木立となり,やや急登となり,山頂に続く尾根に出る。 この地点は,佐賀藩の盤所跡だという。 歴史を語る案内板もある。 休息している登山者があった。 この辺りから風が強くなり,尾根上を西に進む。 |
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山頂までは,すぐである。 山頂は,草地。 あまり広くはないが,冬木立の樹間から展望は良い。 南の方には北山湖周辺の山々の展望がある。 吹き渡る風を全身に受けながら楽しむ。 |
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風を避けて少し戻って,北側の斜面にシートを敷いてお弁当。 登山者が数組行ったり来たりしていた。 「まだ,時間はある。 下山して,付近の山に登ろう」 と,まっすぐ下山する。 途中で石を積んだ丸い炭焼き釜の跡を4つほど見かけた。 今なお,信仰の厚い脚気地蔵。 金山の古生代は,海の底であった。 江戸時代は,鍋島藩の番所があった。 それに,炭焼きをしていた。 歴史の跡の残る興味深い山である。 |