山曜日は山へ行こう


金峰山(南さつま)
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


金峰山山峰パノラマ広がりて神降りし峯鶴も降り立つ

期 日 平成18年2月18日  晴れ
標 高 636m
めあて 金峰山の山頂確認
登山口 金峰神社駐車場
  時 間   駐車場−5分−神社本殿−15分−本岳山頂−15分−東岳展望台ー10分    駐車場−20分ー 北岳山頂ー10分ー 駐車場
鹿児島からのアクセス 鹿児島市−県道20号ー金峰神社
温 泉 いなほ館



案内板 本岳山頂逆鉾岩 本岳西の鶴の像 加世田の町 野間岳と万之瀬川
開聞岳,川辺方向 東岳山頂付近 桜島と大坂付近 北岳への石段 東岳と本岳(右)

 前半厳しい寒さに見舞われた今度の冬,九州山地の登山は春の訪づれを待つことにしてこの冬は県内の山に登っている。
 今回は2回目の金峰山である。
 3年前の1回目は鉄製の鶴立つ山頂西側を踏まなかったのである。

 大坂コース登山口は,<金峰2000年橋>を渡り,林道をずーと進んだ金峰神社駐車場にある。 車を置き神社本殿へと舗装道を進む。 神社本殿左側から丸太を使ってよく整備された登山道に入る。 すぐに,野鳥の森分岐に出る。 そのまま進むと稚児宮分岐,稚児宮の方に少し下ると案内説明版と石灯籠があり,大きな岩穴の奥に祠がある。戻って山頂に向かう。
 まもなく,本岳山頂である。

 岩には古い鳥居,石灯籠,祠等があり,鉄製の柵がある。 神が降りたという信仰の山として伝えられているというが,その名残を飾るようにアセビの大木がたくさんのつぼみを付けていた。
 桜島,開聞岳から野間岳まで広がる展望の中に,ほんのりと赤みを帯びた白いアセビのつぼみが映えている。
 前回見つからなかった鶴は?
 道標もないし回りははっきりした道もない?  少し整備された人の踏み跡が山頂を回りこんでいる。そこを進むと,あった! 確かに樹々の枝の奥にきちんと道があった。!!
 均整の取れた鶴もちゃんとスマートな足で立っている。 そして,素晴らしい展望である。
 目立つ形の野間岳が左手に,それから吹上げ浜の海岸線がきれいにはっきり続いている。
 快晴の青空の中ではの絶景パノラマである。
 四方に向かってシャッターを押し,岩場に席を取ってコーヒータイムを過ごし,東峰に向かう。

 若い女性二人連れに出逢う。
 東峰までは15分,丸太の展望台も建っている。 遠くは霧島から,真下には,大坂の集落等が見える。 岩場に席を取りランチタイム。
 若い二人連れの登山者と交替して下山とする。

 下山は途中分岐から駐車場へのコースを取って,北側のこんもりとした山頂,北岳に登る。 車にザックを置いて林道向かいの登山道に入る。 すぐから細いが階段を組んであり登り易い。
 しかし,徐々にその階段は急になり,150段はある。
 階段を上りきったところで,左にも踏跡があるが,右に進むとすぐ山頂となり,<山の神>が祭ってある。山頂は,肩ぐらいまでの樹々があり,背伸びして先に登った本岳と東峰を望むことが出来る。

 すぐに下山するが,先ほどの突き当たり地点の踏み跡を,先の方に進むと草地で絶好の展望所となっていた。
 腰を下ろして,野間岳から吹上げ浜,串木野方面までの海岸線展望を堪能できる

 本岳山頂の鉄製の鶴の道標や,北岳展望地点の道標があるともっと展望の楽しみも増えるのではないかと思う。

 今回は,身近にあり低山で誰でもハイキング気分で登れる・・・・しかし,それにしては絶好のパノラマの体感できる山に嬉しくなった。
 多くの人々に見てもらいたいと思う登山であった。
        金峰町  <いなほ館>の温泉でゆっくりする。 レストラン・宿泊施設もあり地元産のやさい・みかんなどあり賑わっていた