山曜日は山へ行こう!
日の丸の 風にはためき 里人を 見守る山頂 黒原山は
期 日 平成17年6月25日 晴れ 標 高 1,017m めあて 白髪岳登山後,近くの黒原山に登る。 登山口 黒原林道「黒原山登山口」 時 間 登山口−30分−黒原山山頂 下山−25分−登山口 鹿児島からのアクセス 権道43号線「白髪岳登山口入り口」をさらに多良木方面へ進む−宮原観音堂標識を見て右折−林道を真っ直ぐに進み頂上近くに「黒原山登山口」の表示板 温 泉 あさぎり町ヘルシーグリーンランド「薬師温泉」
登山口に向かう黒原林道は,隣街へのバイパスのように良く舗装されている。次々に迫る山々を,左右にかき分けるようにしてうねりながらぐんぐん登る。高度感もぐんぐん増す。空から見ると,真昼の緑濃い奥深い山々のすき間を我々の乗用車だけが小さな点と見えるだろう。人も車もない。
上り詰めた頃,伸びた草から登山口標識が頭を出している。峠まで行き過ぎてから後戻りして確かめると,林道両側に表示板があり,「ホッ」とする。
広い道幅の車寄せ場に駐車して,登山開始である。
はじめの5・6歩は,夏草が茂っているが,ほどなく植林された杉の林で,頭上の陽射しはさえぎられ,杉の落ち葉でふかふかの踏みしめ跡のはっきりした心地よい登山道に入る。急傾斜をジグザグ状に登っていく。
杉林が続き,まっすぐ伸びた杉ばかりでやや急坂で変化のない登山道である。やがて<山頂まで5分>おなじみ(人吉カメさん)の標示があり,ホッとし嬉しくなる。
その通り5分で,山頂である。
こじんまりした山頂には二等三角点,小さなお地蔵さん,そして,大きな国旗が立ててある。地元の方々が立てたのだろう。 大事な杉を守り山を守りそして里に住む人々を守ってほしいということだろうか。地元の人々の山・・・たぶん元旦登山,ご来光登山の山になっているのではないか。
そういえば,林道に桜並木があった。
展望抜群・・・やや遅くなったがランチタイムとする。
小さなやさしいお地蔵さんと一緒にひと時を過ごす。
来た者にしか味わえない静けさ,とてつもない大きさ,広さ,やさしさ,遠さ,力強さ・・・草地にごろんと横になると,さまざまな心地よさが伝わってくる。
下山時,国旗を広げて,ひらひら風にひるがえるのを確認する。
桜の頃,遠足の頃,林業が多忙のとき,それに登山口から短時間で登れるので多くの登山者もあるのだろう。
「お地蔵さん皆様をお守りくださいませ。」
帰りは,あさぎり町の<ヘルシーグリーンランド>の薬師温泉で身体を伸ばす。今日は白髪岳,黒原山二つの山に登り大満足の山曜日となった。