山曜日は山へ行こう!
黒髪山山頂天童岩空に在り鎖張られて山人続く
期 日 |
平成18年3月5日 日曜日 晴れ |
標 高 |
516m |
めあて |
九州百名山を目指す。 |
登山口 |
乳待坊駐車場 |
時 間 |
乳待坊−5分−登山道入り口−30分−見返峠分岐−55分−山頂 |
下山 山頂−60分−乳待坊駐車場 |
鹿児島からのアクセス |
鹿児島市−長崎自動車道武雄北方IC−国道34,35号−県道26号−宮野で乳待坊展望台をめざす |
温 泉 |
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黒髪山の成り立ち |
乳待坊展望台 |
雌岩,雄岩 |
登山道 |
最後の岩場 |
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山頂近くの分岐 |
山頂からの展望 |
天童岩 |
黒髪山山頂 |
少年自然の家を望む |
平成17年6月に熊本県の白髪岳に登った。
山頂に置かれた有田焼の陶版に<佐賀県の黒髪山と姉妹山である>ということが書いてあった。 いつか登ろうと思っていた。
今回は,この黒髪山と近くにある作礼山,天山の三峰登山である。
早朝出発でまず黒髪山をめざした。
大まかには,<黒髪少年自然の家>をめざして進む。 <黒髪少年自然の家>に近づくにつれて,そのあたりから見る黒髪山は,大きな岩がいくつも青空に岩肌を見せ
「すごい!すごい!」
の連発である。 特に登山道を挟んでそそり立つ夫婦岩(雄岩,雌岩)は,その雄大さ,強さ,迫力に感動的である。
乳待坊展望台に立つと,山と岩が目前に迫り自然の壮大さの前にちっぽけな自分を感じるが,両手を広げて深呼吸して
「さあ!いくぞー」
乳待坊駐車場から登山道まで歩く岩陰に小さな地蔵様が何箇所も祀ってある。 この山も山岳信仰の歴史が在り,修行者たちの修行の場とされた。○○坊というのは修行者たちの起点となったところで,黒髪山には3つの坊があるということである。
林道突き当たり広場に登山道入り口があり,石段登山道が始まる。
丸太を使った階段となり,杉林から雑木林となり良く整備されている。 いつの間にか雄岩,雌岩の間を過ぎるが,気をつけて上を仰ぐと,岩の上の方が青空の中に見えて
「今,我々は,黒髪の山ふところに抱かれているのだ」
と感じる。
やがて四方への分岐点となる見返り峠に着く。 別の登山コースや縦走登山の合流地点となっている。 ちょっとした広場で青螺山(せいらざん)縦走やダムコース等の道標が立っている。
左の方へ進みしばらくすると左手に下からまっすぐ突き出た雌岩を眺める場所がある。 さらに進むと左手へ踏み跡がある。 そちらへ進むと雌岩の頭の後ろ側の巨大岩の上に出る。
登山者二人が休んでいた。 巨大岩,雌岩のてっぺんは広い休憩場所となっているが岩の下は絶壁! 足がすくむ。
引き返して尾根歩きとなるが,常緑樹が多いのか落葉は少なく,土は洗われて木の根が出たり岩肌が出たり砂利石も多く注意して進む。
やがて,山頂直下,目の前に巨大岩が現れ,そこには太い鎖がおろされたり,金具で横に張られたりしている。 また,足場にははしご,足置き版が設置されている。 山頂へ,山頂へ向かう登山者のために,様々な工夫がなされている。 鎖をしっかりと握り,足をしっかり足置き版に置いて1歩1歩上へ!上へ!
私共,高齢者まで導いてくださる関係者の皆様に感謝!感謝!
更に山頂となる天童岩への鎖場を登ると,もちろん360度の絶景!絶景!
意外に広い平面の岩の先は空である。 思いかけず広く平らなのであるが,お茶やお弁当時間を過ごすにはあまりの高度感で恐怖感がある。
強い風が一吹きするとするりと飛ばされそうな感じである。 今日は,後二つの登山がある。 黒髪山の素晴らしさを味わって下山とする。 今日は晴れの日曜日,多くの登山者に出会った。
次は,作礼山に向かった。