山曜日は山へ行こう


黒尊岳
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


アセビ咲く黒尊岳に祠あり樹の香る気流満ちわたる中

期 日 平成18年3月11日  晴れ
標 高 908.5m
めあて 県内の肝属の山に登る。
登山口 国見平駐車場
  時 間   駐車場−70分−山頂
下山 山頂−15分−黒尊祠−15分−分岐−60分−国見平駐車場
鹿児島からのアクセス 鹿児島市−垂水フェリー−国道220号−鹿屋−国見トンネル手前−国見平
温 泉 高山温泉ドーム
登山口 シキミ アセビ 尾根の登山道 無線ドームと国見山
黒尊岳山頂 甫与志岳への尾根 内之浦 山頂の椿 黒尊祠の岩
 登山口のある国見平までは舗装された立派な林道(一部台風被害で修復作業中の区間がある)が続いていて,登山口まで気軽に行ける。
 大隈地方は,年々道路整備が続き,県内最長の国見トンネルも出来た。 そのトンネルのすぐ手前を左折して林道に入るのである。
 国見平は,林道を登りきった所にあり,駐車スペースも十分で明るい展望場所となっている。 (但し,H.18.3.11現在,一箇所がけ崩れ場所を工事中で,上り坂を普通乗用車が登るのに大変だった。・・・・尚,雨の場合は,通行禁止になっていたので,事前に情報を得たほうが無難である。)

 黒尊岳は,右側に進み登山道に入る。 この登山道は,甫与志岳縦走路に続いている。
 山頂までは,小さなピークも入れると6箇所ほどピークがあり,山頂までの尾根を登り下りしながら進む。

 高さの低い木が続き,白い花のアセビ等手に触れて,また,香りを楽しみながら進むことが出来る。 しかし,低い枝が伸び腰辺りや胸,あるいは顔の辺りにうるさい地点もあり,良く前を確かめながら,手袋を付けた手で丁寧によけながら進まなければならないところもある。
 アセビのほかにツゲや,つぼみを付けたシキミ,赤い花の椿も多く,シャッターを押しながら,冬から春への季節感を楽しむことが出来た。

 登り下りが続いた後,やっと山頂である。
 山頂は,樹々に囲まれた空間に山頂標柱が立っている。 東側の木が切られ開けている地点でコーヒータイムを取り,下山は黒尊祠に回るコースをとることにした。

 道標に従って下り坂を15分ほど下ると,山奥・山ふところの感じの樹林の中に多くの水分を含んだコケを付けた大きな岩が現れた。 岩を左に回りこむと祠が祀ってある。 深い森のひんやりした空気,樹々から緑の気流が出ているような清々しく神聖な感触である。

 気持ちを引き締め参拝し,下山道を進む。
 山頂あたりで二人ぐらいの人声が聞こえたが,下山まで出会うことはなかった。 おそらく縦走の人々だろうと考えることだった。

 アップダウンを繰り返し,,国見平まで下山する。