山曜日は山へ行こう


白鳥山
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


子供等よ県民よさあ登り来よ太きロープ掴み長尾山縦走


期 日 成19年4月30日(月)  曇り
標 高 長尾山 680.1m,  仏石 678m, 本仏石 670m
登山口 長尾山南登山口(県民の森公園)
  時 間   南登山口−40分−長尾山山頂
長尾山山頂−15分−分岐−15分−仏石山頂
仏石山頂−15分−分岐−20分−本仏石山頂
本仏石山頂−30分−沢−20分−林道−50分−南登山口
鹿児島からのアクセス 国道10号線−県道446号−県民の森に向かう(公園の案内板に従う)
温 泉 サンピア姶良(姶良町)
 
 講座や地域の会合等,年度末,年度始めの所用で今月は,わずか三日の山曜日となった。
 長尾山は,以前登った事があり二回目であるが,今回は仏石のピーク,本仏石のピークを縦走した。
 <県民の森>の一角にある。
 今日は,連休・・・・・。 子供達や若い人も登っているかなあ。
 子供といわず我々にも楽しい長尾山自然樹林写真入りの学習版を見て登山道に入る。
 はじめは,急坂のジグザグ状に登り,やがて,尾根上に出て,明るく緩やかな傾斜の登山道をしばらく歩く。
 樹木には,名前,特徴,用途,花,実について書かれた写真入りの木札が付けられてある。
 <ハイキングコース>の道標に従って,40分ほど新緑の若い芽を付けた樹木の中をハイキング気分で進む。
 ログハウス風の避難小屋を過ぎると,一登りで山頂となる。
 山頂は樹木に囲まれているが,展望台があり,新芽の萌えだした樹林帯や霞の中,遠くの眺望が素晴らしい。
 展望台で小休止して道標に従い,仏石へ向かう。
 いきなり,急傾斜の下りである。 足元は良く乾いた落ち葉が滑りやすい。  しかし,太い丈夫なロープが張られてある。
 体重をあずけても安全!太いロープである。
 慎重に下り,さらに登り返すと仏石への分岐道標がある。
 右の方の,北登山口方向への<仏石>に向かう事にする。 (仏石より北口のほうへは通行止めの案内になっている。)
 左側は,一部ヒノキの植林コースになっている。
 しばらくするとロープのある急登となる。
 小ピークを越えると仏石山頂となる。 
 狭い樹林に囲まれた空き地に山頂標識がある。
 小休止して,分岐まで戻る。
 途中の樹間から,これから登る<本仏石>のピークが南に展望できる。
 いよいよ分岐から,<本仏石>に向かうが,登山道は徐々に石や岩が出てきて足元が不安定になり,アップダウンが急になる。
 今までのハイキング気分というわけにはいかないが,快い緊張感やスリル感で楽しいのである。
 いくつかの小ピークを慎重に登り,下りして,露岩の中央に小さな祠のある山頂である。
 露岩の周りー山頂をぐるり巡って展望を楽しむ。
 若芽の樹林の向こうに,今,登って来た<仏石>や姶良中央の山波が美しく広がっている。
 山頂に高く白い花を付けた樹,眼下にかわいい花を付けた木,そして,山ツツジ・・・・・。
 派手さはないが,彩り豊かな山となっている。
 コーヒーとおやつタイムをゆっくり過ごし,下山コースに向かう。
 一気に下るかのように,太いロープがずーと続いている。
 <県民の森>として多くの県民に登って欲しい・・・というメッセージのように安全に登り下りできるひときわ太いロープである。
 広い広い<県民の森>の敷地には,キャンプ,アスレチック,学習,展望等ができる施設が備えられている。
 今日は,連休中であるのに,誰一人にも会わない・・・・・。
 この太く長いロープをしっかり掴むと誰にでも登れるのである。
 多くの人に登って欲しい。
 森の緑の気流の中,体と心のリフレッシュができる!!
 ロープは,小さな岩が出てくる浅い沢まで続き,それからは,沢に沿った緩やかな歩きとなる。
 チョロチョロとせせらぎも聞こえて,小さな流れもあるが,水は少ない。
 やがて,<林道長尾線>に出る。
 それからは,1時間近く舗装道をたまに車と出会いながら歩く。   途中,両脇の林や土手に咲く草花もかわいらしく楽しい。
 萌え出ずる新緑。 曇り日の弱い日差しの中でも,山は萌えていた。!!