山曜日は山へ行こう

多良岳
           
山曜日は山へ行こう!
                   

  


急登続き 根子岳山頂に 赤とんぼ 先に登りて 舞い飛びており

   期 日     平成15年9月17日 晴れ  
登山口  高森町 
  時 間    登山口−2時間−根子岳東峰山頂
 下山 山頂−1時間30分−登山口
温 泉  月めぐり温泉
 高森町観光案内所で根子岳登山口を聞いた。
 小柄だが,はつらつした女性職員が親切に案内してくれた。簡単な地図を示し,「この地点からの根子岳は一等ですよ」ほんとにその通りで,真正面に独立峰としてのこぎり状の山頂を堂々と据えていた。

 牧場に沿った道の最奥に牧草置き小屋があり駐車する。右の牧草地の方に進むと,牛が多数,投げ置かれた大根を,近づく我々を気にするふうでもなくもくもくと食べていた。その奥に東峰登山口があり,登山者名簿記録帳に記名して,左方向の傾斜面を登っていく。
 すぐに急登が始まり,延々と,延々とその急登が続く。大戸ノ口峠への分岐点を過ぎてまもなく山頂に着いた。

 山頂は,ススキに囲まれた小広場で,360度の大展望で西の方には,天狗の峰,西峰の険しい峰が続き阿蘇の山々が奥深く続いていた。その縦走路に人影が見える。健脚者コースである。
 山頂に赤とんぼが多数,低く舞っているのに気づく。思わずステッキでその舞いに応え,くるくる回し先を赤とんぼの群に向かって制止すると一匹が留まるではないか。
 「おつかれさま!」
 「山頂パノラマを御一緒に楽しみましょう
 と,いうように。

 他に登山者はなく,ゆっくり赤とんぼと遊びおにぎりランチを終え下山する。
 下山口にほんの少し赤くなったもみじの葉があった。紅葉は素晴らしいという情報がある。本格的な紅葉はこれからだろう。今年ではなくとも紅葉の頃にまた来たいが,でも,急登続きは辛かった。
 帰りは,月めぐり温泉でゆっくりする。温泉は,今登ったばかりの根子岳の全容を,切り取って空に貼ってあるような風景を望むことができた。