山曜日は山へ行こう


白鳥山
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


岩峰はのこぎり歯なりヤセ尾根の 導く山頂四方八方一望


期 日  平成19年8月9日(木)  晴れ
標 高  542m
登山口  鋸(のこぎり)山登山口
  時 間    登山口〜20分〜囲観音分岐〜60分〜山頂・八方岳   
 下山  山頂〜40分〜囲観音分岐〜15分〜登山口
鹿児島からのアクセス  当日は津波戸山より  津波戸山−西屋敷−10号線−下市−風の郷温泉  −鋸山トンネル入口へ向かう 
温 泉  風の郷 山香町

 立ち寄ったスーパーやコンビ二で<田原山>の話しをしても,誰もが,知らないという。 なるほど!! 道標は<鋸山>である。 登山口の案内絵図も鋸山で,ガイドブックで見た,尾根がのこぎり状であることから,{地元では別名の<のこぎり山>と呼ばれている}とあったが,地元では,この名が本名らしい。

 まず反省。 地元の案内図の通り,右周りの大観峰へのコースを取れば良かったのに,一つ目の分岐を過ぎて二つ目の分岐を左に取って<囲観音>に向かってしまった。 それに,下山ルートがよく分からず<ヤセ尾根>を往復することになってしまった。
 とにかく,登山口駐車場から車道を渡って登山道に入る。 古い丸太の階段登山道は段差が大きく少々難儀。 ほとんど直登をがんばって進む。 陽射しは強いようだが,樹林の中,緑の気流がいっぱい。 両腕の袖もまくりあげて進んだが,この時,相当虫にやられたらしい。 翌日,点々と腫れ上がっていた。
 2つ目の分岐を<囲観音>へ左に取る。 やがて,<経岩>の岩壁に突き当たり,右に<囲観音堂>がある。 ここで我々は,コースが分からないまま,<経岩>を左に回りこんで,<囲観音堂>上部の<ヤセ尾根>に出たのである。
 いよいよ山頂に続くヤセ尾根歩きである。 いくつもの岩ピークがのこぎり状に続いている。 
 鎖,ロープ,そして手で握ったり,足を置いたりする丈夫な金具が,余裕のある大きさではないが,しっかり取り付けられて,確認さえすれば,安全に登ったり下りたりできる。 スリル感をもって楽しむことができてあり難い。 
 もちろん,どのピークも絶景である。 カメラでも覗きながら,思いのほか時間を取ってしまいがち。 
 左方は,岩峰パノラマ・奇岩巨岩展望,右方は樹海の向こうに山並み,海が空へ果てしなくブルー・・・・。
 水分を補給し,干し梅やキャラメルなど口にして,危険表示板に気を引き締めながら,ゆっくりゆっくり進む。
 
 最後の岩場をよじ登ると,山頂!!  田原山山頂は,四方八方パノラマ展望のため<八方岳>と,なっているそうである。 <鋸山>と呼んだり,<八方岳>と呼んだり,ずいぶん自由奔放な土地だなあと,嬉しくなる。
 風が強い。吹き飛ばされそう・・・・。 狭い岩場で帽子をとり,座って身体を支え,四方八方を楽しむ。
 国東半島,豊前海,別府湾,由布岳,鶴見岳・・・,全望である。
 さらに,先には<大観峰>のピークが見える。 我々は午後からの登山で,すでに午後4時半を過ぎている。 心残りでもあるが,事実上の山頂に立ったことで達成感はある!。 これで下山とする。 
 下山コースは,別コース<南尾根コース>を取る事にしていたが,急ながけとなっていて,風が強く下りるのは危険を感じた。 しかも,道標がはっきりせず, 風渡る山頂でウロウロするわけにいかず,また途中でも見つからず,再びヤセ尾根を進むことになったが,一度通ったコースは,心理的に余裕があり,以外に早く<囲観音>に着いたのである。
 後は,登山道入口まで,優しい樹林歩き,
 「登山コースについて,情報不足,検討不足だった」
 「今日の登山は,2つとも初めての経験,初めての光景だった」 等と,反省しながら歩く。

 午後6時には,登山口近くの温泉施設<風の郷>に着いた。