山曜日は山へ行こう


多良岳
      

山曜日は山へ行こう!

                        

  


白き岩 羊のように 群れ座り アニメのような 貫山登山道

   期 日     平成16年12月19日 曇り時々晴れ  
登山口  吹上峠
  時 間    登山口ー40分ー大平山ー60分ー中峠ー30分ー四方台ー40分
ー山頂
 下山  山頂ー20分ー四方台ー20分ー大平山ー30分ー登山口
温 泉  



 登山口となる吹上峠付近は,自然観察センターや鍾乳洞があり,観光地として賑わっているようだ。
 貫山登山口は,吹上峠駐車場にある。
 
 登山といっても,今回は大半が草地と羊のような岩が続き,常に360度の展望コースという少々厳しいが,快適なハイキングとなる。
 それにしても,ほんとに白い大小の岩(石灰岩)が羊のようである。単に散在しているのでなく,山頂に向いて,列の上に並んでいるように見えるのである。
 一つ一つ顔を近づけると粒状の結晶で,さわるとざらざらして力をいれるとぽろぽろはがれそうな様子である。
 大平山(おおへらやま)に立ち,振り返ると白い岩がこっちを向いて羊飼いになったような気分なのである。
 今は,枯れ草の中だけど,春は緑の中の白い岩・・・・さわやかな風景だろうなあ。
 大平山から直登の厳しいコースを行くと近道になるのだが,登りは厳しいので,中峠におりて,NTT中継基地を右手に登り,四方台から貫山を目指す。
 途中,人の背丈ほどあり象にも見える白い岩もある。畑地もある。広い四方台に登ると山頂かと思われるが,まだ進むのである。空はなかなか晴れず,遠望は望めない。
 ひたすら,草地を進むと林道に出合い,ゲートがあって,山頂への直登である。霧の中からにぎやかな声が聞こえる。20名ほどの小学生と出会った。
 
 山頂はやはり,霧と雲。
 下関から来たという一組の家族が,
「ここは,周防灘の海が見えるのですがねー」
と,素晴らしい展望の様子を話してくれた。
 「北九州の海を見たかったなー」
 と,海のあるはずの雲を眼の前にしてランチタイムである。
 
 下山は,近道とされる,急傾斜の直登登山道を慎重に降りた。途中2つのドリーネと呼ばれる大きな窪地があるが,このドリーネといい,羊群原(ようぐんばる)と呼ばれる沢山の羊の石といい大自然のスケールの大きな営みに驚かされる。
 
 下山後は,自然観察センターを見学。鍾乳洞見学は又の機会としよう。