山曜日は山へ行こう!
木漏れ日と樹々香る風伴に連れ大金峰へ小金峰へ!
期 日 平成17年10月16日 晴れ 標 高 大金峰 1395.9m 小金峰 1377.0m めあて 九州百名山を目指す。 登山口 赤石近くの大金峰登山口 時 間 駐車場・登山口−20分−雨量計−40分−山頂直下−10分−大金峰山頂 山頂ー7分ー山頂直下ー40分ー第七小学校分岐−15分ー攻分岐ー50分ー 小金峰分岐ー25分ー小金峰山頂 下山 小金峰山頂−70分−大金峰分岐−60分−登山口・駐車場 鹿児島からのアクセス 鹿児島市−鹿児島IC−松橋IC−国道218−国道445ー大金峰登山口 温 泉 石段の郷「佐俣の湯」
二本杉展望台からの金峰山 | 大金峰登山口駐車場 | 大金峰登山口 | 大金峰山頂 |
大金峰への分岐に咲く花 | 大きなきのこ | 手入れの行き届いた杉林 | 山頂付近の秋の兆し |
小金峰の山頂 | 山頂の様子 | 山頂への分岐 | 山頂からの眺望 |
やっと天候が落ち着いた。秋の快晴が5日間も続いている。 いよいよ秋登山日和となる。
松橋インターから,登山口付近の二本杉峠を目指し市街地を抜け,幾重にも重なる山並みの方へー。
それぞれの山峰が個性のある表情をして
「あの峰は何というのか」
等と登山意欲をわかせるのである。
「そこの地図を見て!」
「でも私,地図音痴だから!」
狭くなった445線を曲がりくねりながら進む。行き合いのスペースが所々に設けてあるが高度のある車道からの風景は肝をつぶすほどのスリルがある。
ようやく,二本杉峠に到着。 展望所から見ると,熊本市内や金峰山や二ノ岳・三ノ岳が品性よく広がっている。
二本杉峠の広場,茶店前は雁俣山の登山口ともなっている。 もう少し南下し右側に椎原への道路がある。 そこを少し下ったところ左側に車5・6台ぐらい駐車できる広場が造成され登山口となっている。
すでに車が1台止まっていて,登山者が準備をしていた。
さあ! 奥の階段が登山道である。 時には陽射しが届かないほど成長した杉もあるが,植林の中の歩きやすい登山道である。
今日は,快晴! 青い空が頭上の樹々の枝,葉を通してちらちらと陽光を投げかけている。 植林が左右に続き美しい樹木の並びである。 からだの背筋もしゃんと伸ばし,前へ前へ運ぶストックもリズミカルにしないとならないような・・・・・・・・・・・。
緩やかな登りも大金峰山頂真下までである。 短いが急坂をフーフー頑張る。
このあたりは自然林となっており,赤く色付いたかえでもあり山頂より染め始まられた秋を見る。
山頂!
山頂は植林の中,標識柱のみで展望はないが,明るい木漏れ日が陽だまりをつくって温かくやさしく迎えてくれる。 先ほど追いつかれた登山者と山頂で出会う。 何とこの方は私どもの登山の指南書,<グリーンウォーク>の方であった。 登山ツアーが多くあり,情報不足の私どもは参加したいが,何しろ高齢初心者,吐く息も多く,皆様と共に進むゆとりがなくて<グリーンウォーク>を指南書として登山を続けてきた。
楽しくわかりやすいこの本,あらゆる角度からの取材はたいへんなご苦労もあるのだろう。重ね重ね
「ありがとうございます!」
を繰り返すことだった。
「小金峰は展望がいいですよ」
と聞き,楽しみにして小金峰へ向かう。
緩やかではあるが,アップダウンを何回か繰り返す。 思いの外遠いが管理の良い植林帯の中,木漏れ日が行く先を案内してくれるように光る。 気温もひところとすると下がり,樹々の出す香りが漂っているようで,心に身体に心地よい。 両手を広げて,思いっきり森の深呼吸を繰り返しながら歩く。
古くから登山者も多いのか道標は古く,分岐道標に,身体がちょっと当たった時,グラッと動きびっくりした。 三つの分岐点を過ぎると左へ折れて山頂へ登る。
山頂では,先に着かれた<グリーンウォーク>の方と一緒になった。
靄も霞もない青空が広がる中,南西部は一部展望できないが,九州山地の峰々が奥まで続き,雄大な展望である。 山頂にアセビのつぼみが多く,もう春の準備が始まっている。
「自然は律儀なんだなあ」
と思う。
狭くてもちゃんとランチタイムにふさわしい岩もスペースもあり,ゆっくりとする。
今日は一日中快晴。下山も木漏れ日とやさしい登山道と樹々の香りの中で快適に歩くことができた。
帰りの途中,雁俣山の登山口のある二本杉峠の茶店に立ち寄る。
雁俣山に登りたいが,秋の日は思いの外短い。またの機会とする。
温泉は,「石段の郷,佐俣の湯」。 新しく大きな明るい温泉施設である。ゆっくり入り疲れをほぐして帰った。