山曜日は山へ行こう!
道野辺にかかし出迎え大崩へ白き岩肌に紅葉映えて
期 日 平成18年10月27日(金) 晴れ 標 高 1643.3m 登山口 宇土内谷登山口 時 間 登山口−60分−尾根−60分−加納山コース合流−20分−上祝子コース合流点−10分−石塚−7分−山頂 下山 山頂−2時間15分−登山口 鹿児島からのアクセス 鹿児島市−九州自動車道松橋IC−218号−槙峰−県道214号−比叡山林道−宇土内谷 温 泉 都城「元気湯」
山の本で見る大崩山は憧れの山である。
コースがいくつかあり超魅力あるコースがあるが,我々には少々難しい。
身の丈にあったコースを取る事にする。
今回は,鹿川渓谷先から登山口までの林道が厳しい。 鹿川地区内でも県道であるが,細いため分岐点では迷い,地区内の人に直接聞きながら進む。 しかし,そこには,楽しい案山子さんが迎えてくれたのである。 道を聞こうと思っていると, 「あ,人が・・・・・・」 左側の野辺に赤,青の人が・・・・,いや体の動きに体形を整えた色とりどりの服を着けた案山子十体だったのである。 楽しい,楽しい。 しかし,その先,舗装の切れた林道の凸凹がひどい。 何せ,車はRVでなく普通乗用車である。 タイヤに傷がつくとどうなるか! 道の凸凹にタイヤを合わせて時速2〜3kmの所もあり,9kmを1時間近くかかってしまった・・・・。 |
|
登山口広場には,熊本ナンバーの車が一台。 左奥に大崩山の峰が広がっているが,所々に白い花崗岩が露出し,赤や黄色に紅葉した樹々が緑の木の葉と共に美しく映えている。 |
|
宇土内谷コースは,最短時間で山頂に立つことが出来るが,途中ビューポイントは少ない。 しかし,初め杉林をジグザグ状に登り,尾根に入ると露岩のピークがいくつかあり,前方や左右が開けて周りの展望や山の斜面を彩っている紅葉を楽しむことが出来る。 スズタケが密生し,その高さによっては,顔や頭でヤブこきならず笹こきをしながら進まなければならない。 うっかりすると木の根に足を引っ掛けたり,頭上の木の枝で頭を打ったりする。 しかし,進む道はしっかりと踏み跡がついているので迷ううことはない。 |
|
やがて,加納山コースとの分岐路がある。 アケボノツツジが素晴らしいとのことである。 その頃は,この縦走路をあっちへこっちへ登山者が行き交うことだろう。 美しい紅葉を眼にしてうっとりとしたり,シャッターをきったりし,ゆっくりと進む。 「次の季節は私の出番だ」 と,いうように,緑つややかな葉をピンピンと伸ばし,つぼみをつけ山頂付近では花が開きかけているのはアセビだ。 |
|
登山道は一度下り,アップダウンは緩やかになり,上祝子登山口コースと合流する。 その地点で,男性3人組と出会う。 さらに進むと巨大石群の<石塚>である。 露岩の上に乗ると,展望はさらに広がる。 |
|
山頂はすぐである。 しかし,残念ながら程よい広さの山頂は,立木の先しか展望はない。 その展望も,下から湧いてきた霧のため望めない。 木の陰に置かれた長い板を重ね,ランチタイム席を作ってある。 展望の良い石塚でランチタイムを!! とも思ったが,この席を取り,お弁当を広げる。 あこがれの大崩山山頂で・・・・。 |
|
下山時,鹿川集落の夕闇迫る道野辺に三体の案山子・・・・,丸太いすに座ったり,背もたれにしたり・・・・。 疲れが吹っ飛ぶ楽しさである。 帰りは宮崎方に回り,都城で食事,温泉を楽しんだ。 帰宅は午前0時を過ぎた。 やはり,宮崎回りは時間がかかった。 御苦労様でした。 |