山曜日は山へ行こう!
10回目 H.19.9.29
大浪の池朝霧は今晴れて 韓国映す水鏡なり
期 日 | 平成19年9月 29日(土) 晴れ |
標 高 | 1,411m(展望所は,1,298m) |
登山口 | 大浪池(バス停) |
時 間 | 登山口〜45分〜山頂(大浪池避難小屋)〜60分〜東周りコース・韓国岳分岐〜55 分〜山頂(大浪池避難小屋)〜25分〜登山口 |
温 泉 | カジロの湯(立ち寄り湯) |
フーフー(夫婦)登山のフー(婦)の方が体調を崩した。
この夏の酷暑に対し少々無理をしたのかも知れない。
そればかりではないが,この1ヶ月山曜日がなかなか取れず・・・・・,やっと今日の山行きとなった。 体調に合わせウオーキングはしていたが,いきなりの登山は自信がなく,今回は霧島大浪池に向かった。
朝夕は街中も涼しいが,さすが霧島! 19℃まで下がっている。 ひんやりとした朝の登山道に入る。 「ベストぐらい着けて来れば良かったかな?」 ・・・・いやいや日中は暑かった! 木立の中,石畳・石段登山道に香る緑の気流は,心身の癒しにいいなあ〜。 木立の上から朝の陽射しが射しこむ。 |
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大きな右曲がりを2回過ぎると山頂はすぐだ。 山頂付近のゴロゴロ石登山道がきれいに整備してある。 「御苦労様です」 山頂はちょうど朝の薄い霧が晴れ行く最中である。 見る間にきれいに晴れて,あとはきれいに磨かれた かがみ となり,そこには火口淵と韓国岳の頭が映っている! あまりにもリアルなので 「韓国岳が少しずつ背伸びをして,全景が映らないかな〜」 と,願ったが・・・・・。 |
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火口淵東回りのコースに入ると,ススキが初秋を告げている。 右方展望の連山山頂には,霞と雲が帯状にかかっている。 左方展望地点からは,鏡となった湖面には爽やかな白い雲が刻々変化して映っている。 |
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<韓国岳分岐>地点で,犬を連れた若い二人が簡易コンロで食事を作っている。 朝食かな? 少し進んで<えびの高原>分岐を過ぎて,ひと登りする。 このあたりが難所だったが,きれいに整備してある。 「ヘリで石を運んだ?」 アートのような石段に感謝・感動である。 |
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秋の気配もそこここに・・・・・。 | |
秋の実りも・・・・・。 | |
お昼近くになると,やはり陽射しは強く強くなり,途中の岩場での休憩は遮る樹木はないので,陽射しに背を向けて座る。 お湯と氷水を用意したので,せっかくだから・・・と,ホットコーヒーとアイスコーヒーを作って,それぞれ好きなほうを,選んだのである。 湖面は,ますます冴え,光り・白雲・黒雲が動くさまを映している。 しばし,眺めて下山とする。 下山途中,多くの登山者と出逢った。幼児の手を引いて,また,幼児を背負って,そして小中学生グループ40名程である。 登山口には,2台の車が20台余に増えていた。 |
かくして,1ヶ月余ぶりの山遊びが無事に終わったのである。 オーイ 山よ! またまた行くぞー
9回目 H.19.3.21
マンサクは春知らせおり謳いおり大浪池の空に湖水に
期 日 | 平成19年3月21日(日) 晴れ |
標 高 | 1,411m(展望所は,1,298m) |
登山口 | 大浪池登山口(バス停) |
時 間 | 登山口−35分−展望場−60分−韓国岳分岐−60分−展望所−25分−登山口 |
温 泉 | えびの高原荘 |
今年は暖冬と思っているせいか,少し気温が下がると結構寒さを感じるが,桜をはじめ花便りも届いている。
今回は,大浪池のマンサク登山である。
霧島連山登山は多いが,マンサクの花に出会っていない。
春一番を彩るという情報に,期待する。
休日で絶好の山日和で大浪池登山口は車でいっぱいである。 今日はハイキング気分でスポーツシューズで・・・・・,しかし念のため軽アイゼンもザックに入れて開始する(それが良かった!) 10分も登ると登山道には雪が残っていたのである。 | |
石畳状・階段状の登山道。 時折,赤い木肌のヒメシャラや赤松がまざる林は,花の芽や黄緑の若葉をつけた樹々に春の気配を感じる。 やがて山頂(一番高い地点は火口湖淵の東側にある)。 正面に見える韓国岳も冠雪して美しい。 靴に軽アイゼンを装置して右回り(東回り)コースに進む。 |
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まもなく黄色のマンサクが目に入る。 やさしい黄色はほんのりとした温かさである。 近づいて青い空に咲く花を仰ぐと,満開を過ぎた状態・・・。 ・・・残念!であるが, 左の火口壁のマンサク群は,残雪と青い湖水に映え, 右のマンサク群は,冠雪した霧島連山秀峰と青い空に映えてい る。 しばらくあっちこっちウロウロして,展望地点をさがしその美しさを楽しむ。 |
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下りに入り,下りきった地点<韓国岳避難小屋>のある<韓国岳分岐>に出る。 この辺りは,雪が深く残って,火口淵に登りきるまで足場も悪い。 再び火口湖一周コースを進むと,ミヤマキリシマが群生し登山道に迫っている。 |
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さえぎるものはなく,春に向かおうとしている霧島の全貌を楽しみながら歩く。 点在する木のテーブルでは数組の登山者がお弁当を楽しんでいる。 我々も絶好展望岩でコーヒータイムである。 向こうの岩にも人が見える。 |
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下山中にも外国の人の登山グループ,小さい子ども連れなど多くの登山者と出会った。 登山口に戻ると,車に<えびの高原荘>温泉の<トレッキングの皆様へ>と温泉利用の割引券がはさんであった。 有難いな〜。 中庭に雪が残っている。 眺めながら 「次は,きっと満開のマンサクを見るぞ・・・・, そしてミヤマキリシマも見たい・・・, 紅葉も見なければ・・・,忙しいなあ〜」 と,ゆっくりしたのである。 |
8回目 H.19.1.30
冬晴れの大浪池清しくて薄氷と陽射し戯れており
期 日 | 平成19年1月30日(火) 晴れ |
標 高 | 1,411m(展望所は,1,298m) |
登山口 | 大浪池登山口(バス停) |
時 間 | 登山口−40分−大波池避難小屋(展望所)−西回りコース−50分−えびの高原分岐−40分−火口壁最高点−20分−大浪池避難小屋(展望所)−30分−登山口 |
温 泉 | カジロの湯 |
先日,韓国岳の樹氷の美しく感動的な写真が朝刊に出ていた。
「まだ雪が残っているかな?」
快晴の続いた久しぶりの大浪池登山である。
登山口から広く歩きやすい石畳状の登山道は,途中で階段状になるが,赤松・ヒメシャラなど赤い木肌の目立つ自然樹林の中ずっと続く。 ゆるやかな登りで,木橋を何回も渡り,直角右カーブを2回過ぎるともうすぐだ。 | |
30分程で視界が開け,大浪池避難小屋を右に過ぎると眼前に清々しい湖面の広がる大浪池に着く。 この地点は大きな火口湖の火口淵一番低い位置の岩場であり,ここから西まわり・東まわり火口淵一周ができる。 今回は,西まわりコースとし, 左手の岩場につけられた木の階段から入る。 今日は登山道に霜がはったり凍ったり,また溶けたところもあり気が抜けない。 |
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今日は青空。 冬木立の中,登山道にせり出すように群生しているミヤマキリシマにはシャープペンシルの先程ではあるが,蕾がついている。 枝は寒さに赤茶けて必死に咲こうと・・・しているようでいとおしい。 左方には栗野岳・えびの高原の展望が広がり,右方の火口湖は中央に氷が張っているようである。 陽射しが氷の張っている状態に合わせて光っているのが,模様に見えて感動的である。 途中にはテーブルセットも設置され,コーヒー・ランチタイムに良い。 |
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急坂を下ると,えびの高原への分岐で,少し進むと韓国岳への分岐があり,えびの高原に車を置いて韓国岳と大浪池の縦走登山に良い。 この辺りが火口淵一周の半周となる。 くぼ地になっていて雪も残っていた。 | |
再びゆるやかな登りを進むと,右には火口壁の切り立った岩場が現れてくる。 湖面に向かって開かれた岩場も何箇所かあり,覗き込むように見ると,穏やかなこの山ではあるが,火山爆発と言う怖さが伝わってくる。 この辺りに大浪池火口壁1,411m最高地点があると思う。 標識はない。 左には,霧島連山の名峰が美しい。 春の花,冬の樹氷・・・見られなくとも今日は10名の登山者と出逢った。 やはり霧島の登山者は多いなあ・・・・・と思う。 |
お浪という伝説少女の愛は藍 濃く深い湖面大浪の池
期 日 平成17年8月29日 晴れ 標 高 1,411m (休憩所−展望所は1,298m) めあて 秋登山に向け足慣らし 登山口 大浪池登山口 時 間 登山口−40分−休憩所−20分−展望場所−20分−韓国岳への分岐− 20分−休憩所−25分−登山口 鹿児島からのアクセス 鹿児島市−県道1号(約2時間) 温 泉
大浪池登山は7回目となる。
霧島連山登山の第1歩となる初心者向きの山(<山>というより山頂の火口湖である<池>という方がいいかも知れない)である。登山道が整備され危ないところも無く,山頂ではコバルトブルーの大きな火口湖を望むことができる。案内板や休憩所(展望所)までは45分ぐらいで登れるので,遠足やピクニックに人気のある山である。
登山に優しい割には,春は,ミヤマキリシマ,秋は,紅葉と変化に富んでいるし,池を一周でき,眺望の良い展望所があちこちにある。
登山口は十分な駐車場,トイレがあり,バス停もある。道路脇の登山口から登り始める。
広い石段の登山道が続き,大きなアカマツに霧島らしさを深くする。
全体的に緩やかなのぼりが続き,登山道が右に直角に折れる地点を2回過ぎると,ザラザラ土と石がでてきて巨岩が見えるとその先は大きな湖。
着いた!
休憩所やテーブル,<大浪の池>表示板,大浪の池を一周するコース等の案内板があり,大きな岩がごろごろしている。
身を乗り出して,火口湖を見ると濃いブルー。大きく,深く満々と水が満ちている。
この山の由来として湖に身を投げたお浪の秘話が残っている。そのことを思うと,湖面はさらに静まり返りお浪の悲しみを隠すような濃いブルー,<深い藍色>である。
右へ設けられた木の階段を登り20分ほど進んだ所が高い地点である。
さて,私達も右の方へ,東回りのコースを取って火口湖<大浪の池>を一周することにする。
山はもう初秋・・・・か。エビ色のススキが穂を出している。青い空に白い雲そこに濃いエビ色ススキが秋の風情を出している。よく踏みしめられた歩きやすい一周コースである。
途中,火口側に岩盤が突き出して火口湖をのぞきこむことが出来る。
右側は,霧島連山のすばらしい展望が開ける。
まず,順に高千穂峯,中岳,突起のある新燃岳,そして獅子戸岳さらに回りこんでいくと,間近に韓国岳が大きく迫って来る。下りきった地点は,韓国岳とえびの高原への分岐点である。
避難小屋や板で組んだ休憩場所があり,小休止をとる。
さらに足場のやや悪い坂をひと登りし,両側にミヤマキリシマの群生する登山道を気持ちよく進むと,見晴らしの良い,テーブル等が設置された展望所が3箇所ほどある。
ここは絶好のビューポイントで,人々のランチタイムや,コーヒータイム地点となっている。
来春にはミヤマキリシマを見に来たい。
堂々たる山容の韓国岳と時を止めるような静かな湖面を前にして,ゆっくりとコーヒータイムをとる。
あと4分の1周をひとくだりし,最初の休憩所に帰り着いた。