山曜日は山へ行こう


多良岳

山曜日は山へ行こう!


                              

  


いのししの 駆け跡楽し 赤坊主の ツチトリモチも 楽し大箆柄

   期 日     平成15年11月30日 晴れ  
登山口  垂桜登山口
  時 間    登山口−60分−展望大岩−60分−山頂
 下山 山頂−1時間30分−登山口
温 泉  垂水温泉センター

 今日の登山は,ベランダから毎日見ている東の方,錦江湾の向こうに見える,高隈山地の北の主峰大箆柄岳である。
 垂桜から林道が長く狭くなったり,荒れたりして登山口まで車のスピードが出せない。ゆっくり走る。登山口駐車場に先客1台の駐車があった。
 
 登山道は九州遊歩道となっており,よく整備され緩やかな登り,横歩き(平坦地)が繰り返され歩きやすい。時々新しい土が掘り返され,元気なイノシシがえさを捜し,土を掘り返した跡がある。1頭や2頭じゃないだろう。その場所は登山道に沿って長く続いていた。
 「イノシシさん,通らせてねー」
 もう一つ初めて見たのが,ヤクシマツチトリモチ?。真っ赤な坊主頭を落葉からにょきにょき出している。その色鮮やかさが素晴らしい。
 
 やがて自然石の展望大岩に着き一休みする。もうひとがんばりすると,素晴らしい大展望が広がる山頂に着く。鹿児島方面は,海と空の境目のわからない青い中に,遠くかすかな薩摩半島から桜島と鹿児島市街地,街並み。ずうーと右の方に視線を移すと霧島連山。南の方は,高隈山地,肝属半島がぐるり遠望できる。
 錦江湾には,あちらこちらに船が置かれている。パノラマ写真の額に入れて持って来たような展望を楽しみながらお弁当である。
 山頂で,山好きの御夫婦,後から着いた若者5・6名のグループと出会う。御夫婦は鹿屋から来られて,私たちと同じように九州の山に出かけているとのことだった。
 私共が,聞いた
 「傾山の辺りに登りたいのですが,難しいですかね」
 御夫婦は
「インターネットの情報で登って来ました。夜のうちに出発して朝一番に登りましたよ」 
とのことだった。再度会って,情報交換ができるといいと思っている。
 ますます,登山意欲が湧き,想い出のある大箆柄岳登山となった。
 
 急登急下降が少なく余り疲れがなく下山する。
 垂水の温泉でゆっくりした。