山曜日は山へ行こう!
第2回 下山岳登山・・・H.18.1.3
背も歳も高くなりし子伴に連れ2006年の初登山なり
期 日 平成18年1月3日(火) 晴れ 2回目 標 高 415.8m めあて 家族で南薩摩の里山を目指す 登山口 下山集落奥・水場駐車スペース 時 間 駐車場−30分−稜線−10分−山頂 下山 山頂−10分−稜線−20分−駐車場 鹿児島からのアクセス 鹿児島市−県道34号−下山集落 温 泉
昨年末,最終登山となった下山岳に正月に帰省した息子たちに呼びかけ,今回は2006年初登山となった。 幸い正月3日は,うす曇の晴れ,まあまあ登山日和,山曜日となり,4人分のおにぎりと水を準備した。 ザックは,息子達が背負う。
最近歳を重ねた息子達の風ぼうに,よきにつけ悪しきにつけ人生くささを感じる。 それぞれの仕事に奔走しているせいかもしれない。
昨年来のあの下山岳山頂からの広大な素晴らしい展望を見せたい・・・・。
登山靴やスティックはさして必要ない。 少々息を吐く程度のハイキングコースである。 登山口から稜線まで,登りをひたすら登る。 前回とすると思いのほか早いし,息も吐かない。 経験から体が力の入れ具合を調節しているのかもしれない。
稜線歩きの後半の露出した岩のコースは全員注意して進む。
最後の大岩を越えて山頂。
今日の山頂からの展望も,昨年見たまま。 そのまま。 一人用の岩面,二人用,三人用の岩面が大地と海を越えてそびえる薩摩富士ー開聞岳を向いて準備されている。
お茶,おにぎり,コーヒー,山頂展望レストランは今回も我々だけの貸切となった。
「あけましておめでとう 大地」
「あけましておめでとう 山々」
「あけましておめでとう 今年も登山する我々をよろしく」
新年の挨拶は, 確かに薩摩富士に届いた!!。
第1回目 下山岳(さがやまだけ)登山・・・H.17.12.25
地と海の先には秀峰薩摩富士下山(さがやま)山頂のコーヒータイムなり
下山登山は今年最後の登山となった。
登山の締めくくりにふさわしい素晴らしいものとなった。・・・・絶対お勧めの山である。
第一は,素晴らしい展望
第二は,good! 稜線歩きである。
午後3時ごろからの登山であったが,絶好の山曜日で少しの不安もなかった。
登山口がやや分かりづらい。下山集落の営農研修施設向かいの道をさらに奥へ進み,白壁の民家を右へ回り込んで奥の杉林に入る。
少し歩くと登山口の道標がある。
車は,営農研修施設に置かせてもらうか登山口までの道路のスペースを探す。
登山道は,深い落ち葉で覆われている杉の植林や自然林が続き,あまり陽射しも届かない。
緩やかな登りがだんだん急になるが,がまんして登り続ける。頭上に空の明るさが見え急坂を頑張って登ると稜線に出る。
左の方へ山頂を目指して,稜線歩きとなるが,これがなかなか楽しいコースである。
初めは冬でも元気な緑の葉一杯の樹木の中,山頂が近いので空も近い。
やがて,大小の露出した岩が出てくる。 重なり合った板状の岩が斜めのため,程よいスリルと緊張感がある。
そして,山頂。
こじんまりとした広さであるが,大パノラマが広がっている。ちょうど二人が腰を置くほどの岩面の正面は 眼下に <集落>
次に広々と広がる <緑の茶畑>
次に小富士を思わせる <大隣岳>
次に遠くまで続 <畑地>
次に弧を描く <海岸線>
次に <海>
次に <名峰開聞岳>
傾きかけた陽射しが光り,あるいは陰り,この大パノラマをくっきりと浮かび上がらせているのである。
途切れることのない大展望は,他の山頂のように自分が動くことなく,ジッと一点に座って得られえるまれな大展望である。 左右,上下視界の全てが開かれ,時が止まっているかのような・・・・・。
微風さえ吹かない。昼の陽射しに温められた暖かな空間で,ただ静かにコーヒータイムを過ごす。
大キャンパスに描かれた絵を心の中に持って帰ろう。
大満足感,充実感,達成感を持って下山とする。
下山の稜線歩きコースを傾いた夕方の陽射しに背中を温めてもらいながら進む。
「ありがとう,ありがとう」
「今年も元気をありがとう」
「登山する力をありがとう」