山曜日は山へ行こう!
平成18年1月31日 更新
平成18年1月27日 新燃岳J 中岳J
青や青 白や白なり 雪化粧 霧島連山 青空に映え
期 日 平成18年1月27日(金) 晴れ 標 高 新燃岳 1,700m J 中岳 1,332m J めあて 親睦会会場(霧島)近くの山に登る 登山口 高千穂河原 温 泉 霧島ロイヤルホテル
今回は,友人三組家族の冬の旅行で霧島に一泊するので,1日目に中岳,新燃岳登山をすることにした。 快晴で,絶好の山曜日となった。
先週,韓国岳登山の時の雪はどうなっているのだろう。 美しさに感動した樹氷はどうなっているのだろう。 あれから気温も上がり,晴れた日が続いたので雪も解けているのではないか。 滑りやすくなっているのかもしれない。
登山口,高千穂河原付近の道路両側に雪の塊が,置かれているように並んでいる。
大小,中には面白い形をした塊が雪の造形作品のように並んでいて面白い。
ビジターセンター横の登山口からはいると,ところどころ雪が残っている程度で簡易アイゼンも必要ではない。
石畳や階段状の登山道に雪は残り,朝から広がっていた青空の青と雪の白さが目に快適である。
昨年の初夏には満開のミヤマキリシマが,今,葉を落とし まるで枯れたように痛々しい。 しかし,小枝の先には鉛筆の芯のような花芽がついている。
自然の厳しさに逆らわずに,自然のなすまま風に吹かれ,低温に身を縮め、じっと耐えている・・・・。
花芽に一身の力を込めているように見える。
今日は,青空からの暖かな陽射しにほっと休息しているかのも知れない。
「春には見事な花を見せて欲しい。」
中岳山頂からの高千穂峰は,まだ,雪化粧のままで美しい。 雲ひとつなく,青に塗られた大キャンパスに美しい三角錐を持つ山を描いたようである。
中岳火口ふちを過ぎ,新燃岳へ向かう下り階段は雪で埋まり少々凍っており注意が必要。
新燃岳への上り階段は,陽射し一杯である。
新燃岳山頂のエメラルドグリーンの火口湖の色は今日も美しい。 風が強く少し下って風を避け,ランチタイムとなる。
男性登山者と
「天気が良くて素晴らしいですねー。」
と,笑顔で共に満足満足。
あまりのお天気のよさと心地良さにお互い
「降りたくないですね。」
と,言いながらも下山する。
下山後は,親睦会会場へ直行した。
平成17年5月31日更新
5月7日・13日 新燃岳・中岳登山
新燃山頂 秘めたる宝石 沈みおり 異国の人の 瞳のような
期 日 | 平成16年4月25日 薄曇り |
登山口 | 高千穂河原 |
時 間 | 登山口−1時間20分−中岳−40分−新燃岳 |
下山 新燃岳−中岳−高千穂河原 (1時間30分) | |
温 泉 | 神乃湯 |
新燃岳の登山口は,新湯温泉の方からも人気がある。
私共も2003年までは,新湯温泉登山口コースの方をとっていた。
林道を約40分歩き,太い丸太のかかる沢のきれいな流れを渡りきって,細い登山道となる。
6月の梅雨期や台風後などは,丸太が流され,素足で渡り,冷たく心地よい流れを体験した。
また,その沢は休憩場所でもあり,11月秋の季節はまわりの樹々が紅葉して美しい。
5月から6月には,山頂付近の平坦地歩きになると,獅子戸岳や大幡山への分岐点までトンネルができるほどミツバツツジが咲き美しい期間がある。
中岳山頂から新燃岳山頂までの大部分に木の階段が整備されており,ひと下りひと登りの楽しいハイキングコースで,このコースを知ってからはこのコースをとっている。
なんといっても,新燃岳の魅力は,山頂のエメラルドグリーンに輝く湖水の火口湖である。
霧島連山の山の神が,密かに隠してある宝石のような色である。街の宝石店のリング,その巨大リングの宝石のように見えてくる。
火口湖の作る成分の影響なのか。大浪の池のコバルトブルー,新燃岳のエメラルドグリーン,同じ霧島でこんなに違う色の湖水が自然の営みの不思議を一層深くする。
この日も同じようにこの宝石にうっとりしている登山者が多く,この中に,外国人女性グループがあった。
長く白い手足に,日焼け留めクリームを丹念にのばしていた。
「○○・・・?」
「 ○○・・・!」
と,話し合いながらにこにこ笑いこけていた。クリームだけで防げるのかな?
何とか強い紫外線から身を守ろうと全身を包み込んでいる我々に反して半袖,半ズボンの彼女たちは明るい。
我々も,もっと身軽になると風も受け入れやすいのかな? しかし,このくすんでたるんできた肌である。紫外線止めの理由で全身隠れた方がかっこいい。かっこいい!
国際的 霧島登山道 ピンク肌に 日焼け止め塗る 陽気な女性あり
今日もしっかりエメラルドグリーンの輝きを,目に焼き付けて下山する。
下山時は,左前方に高千穂峰が美しい。
平成17年5月31日更新
平成17年5月7日 新燃岳I・中岳登山I
昨年は,ほとんどミツバツツジを見ることが出来なかったが,今年は,この日,新湯温泉から獅子戸岳への分岐路まではミツバツツジのトンネルであった。
登山客も多く,感激の声があちこちで聞こえてきた。
平成17年5月13日 新燃岳J・中岳登山J
今回はミヤマキリシマ,ミツバツツジの花との出会いのための登山である。
中岳から新燃岳,そして今日は大幡山へのコースを取った。
以前,大幡山のミヤマキリシマの超大株に出会ったからである。しかし,途中まで行ってみると,まだ咲いていないので,獅子戸岳と新燃岳分岐から大幡山へのコース途中にある標識のところで昼食とし,下山した。
昼食をしていたとき,国分市の写真家と出会い,写真撮影のコツを色々教わった。大変参考になった。ありがとうございました。
大幡山のコースは6月にまた出向くことにした。
新燃岳のミツバツツジは全山満開の時期である。まさに花のトンネル・・・・。多くの登山者がグループであるいは一人で,そして,カメラと三脚を持ち散策する人,スケッチブックを持ち写生に精出す人,それぞれにミツバツツジを楽しんでいた。
特に圧巻・・・感動したのは,獅子岳中腹からの新燃岳の山肌である。
紅葉で彩られた山肌は写真で見たことはあるが,ミツバツツジに彩られた山は初めてである。
山すそを左右に広げ,地球の丸みに沿ったようなゆるやかな丸みを見せる新燃岳山頂・・・山全体にピンクの花の色が広がっているー美しいー
隣で楽しんでいたグループが,
「きれいねー。いつまでも見ていたい。帰りたくないねー」
と,感嘆の声を上げていた。
新燃の 山のやさしさ 花林 ミツバツツジに 肌染められて