山曜日は山へ行こう


多良岳
 
                             

山曜日は山へ行こう!


  
 奇岩巨石 越えて三角点 多良岳は ふところに霧 染める花咲く
  期 日    平成16年 7月22日   鹿児島ー曇り 長崎ー晴れ
  登山口   八丁谷 駐車場 10ぐらい
  時 間   登山口〜西野越              (1時間50分)
  西野越〜金泉寺              (15分)
  金泉寺〜山頂               (30分)
  山頂〜前岳(三角点がある)        (30分)
  下山(休憩,鑑賞,展望含む)       (1時間40分)
  温 泉   大村市−サンスパ温泉湯の華

 早朝4:00 自宅発ナビは目的地まで36km,遠いな!運転を交替したり,大規模な金立SAで休憩したり・・・。情報誌「Green Walk」のアドバイスのおかげで迷いもなく登山口に着いた。すでに九州内各地のナンバー車が止まっている。
 夏の陽射しは,樹々の上,水の音,水の香りのする登山道で,水の音と共に徐々にオオキツネノカミソリが姿を現す。沢に添って,その数は増え,登山道が水場を過ぎ,右の方へ折れる頃は大群生。
 目の前から,樹々の間のずっと左上奥へ,ずっと右上奥へ,ずっと斜め左下奥へと一面に広がっていた。霧の空気をオオキツネノカミソリ色に染めて広がっている。
 もっと陽射しが届くと,もっと光ったかもしれない。
 ねらいの花好き下山客,登山客で賑わうポイントになっている。花色に染まったいい気持ちで,横歩き(平坦地)のある登山道を進むと金泉寺に着いた。広場には,2階建ての山小屋とベンチ,お手洗いがあり,経ガ岳登山等の合流点でもある。休憩,ふれあい,昼食の場にもなっている。
 更に,役の行者,座像,階段,くさり場を過ぎて山頂である。

 山頂にある多良岳神社跡は四方コンクリート跡があり,多良権現祠の標注がある。グループ登山者や夫婦登山者の声がにぎやかに飛び交っていた。
 「三角点は,前岳にあるのですよ」 
 「えっ!せっかくだから後について行かせてください」
と,常連登山者らしく詳しい男性に頼む。
 巨岩をはしごを使って越えたり,回り込んだり,座禅石という奇岩(平らな広い岩が重なっている)があったり,展望を楽しみながら,多良岳三角点のある前岳までの登山道は,変化に富んでいるがほぼ平坦であった。

 下山は別ルートをとり,金泉寺に出る。女性登山グループが,楽しそうに休んでいた。
 再び,オオキツネノカミソリ群生ポイントを経て下山。

 私たちの胸の中では,これから夏が過ぎ,秋になっても,冬が来ても,桜が咲いても,多良岳には常にオオキツネノカミソリが咲いてやまないだろうなあ・・・。今回の強烈な印象は消えないだろう。

 下山後,駐車場下の,川の流れで,顔や手足を洗った。 地元の人に聞いて,温泉は,大村市内の大規模な温泉施設<サンスパ大村の湯ノ花>に入りさっぱりした。