山曜日は山へ行こう


多良岳
    
山曜日は山へ行こう!
                          

  


珠富士の 涌蓋山山頂 長く伸び 東西パノラマ 駆けて楽しむ
 

   期 日     平成15年8月20日 晴れ  
登山口  はげの湯
  時 間    登山口 はげの湯−60分−林道出合い−1時間20分−山頂
 下山 山頂−1時間20分−登山口
温 泉
 涌蓋山は美しいすそ野をひき,その山容から(玖珠富士)と呼ばれている。私共の地方にも(薩摩富士)の異名をもつ開聞岳がある。各地に自分の(子供富士)を生み出しその存在を誇っているかのようだ。
 人々の,そして私共のあこがれ富士,玖珠富士登山に意欲満々で宿泊した杖立温泉を出発した。はげ湯を目指し,ナビを入れる。はげ湯温泉の奥のホテルを更に進み,林道の広い地点に車を置きすぐ右側が登山口となっている。
 登り始めてすぐ分岐点があるが,生い茂った草のため標識を見落とした!(さがせばあったのであるが・・) これが大きなまちがいだった。1時間の体力的,時間的ロスを生むことになったのである。

     教訓!   <分岐点では,必ず標識を探せ!>

 広大な牧草地を1時間近く後戻りして,標識を見つけ,分岐点を右に行くが,進んでも進んでも広大な牧草地。時に牛の糞をよけながら,急ではないが,単調な登りで少し辛い。
 やっと林道にに突き当たり,横切って登山道に入る。樹林の中,木もれ陽を受けながらの快適な登りである。
 やがて急傾斜の登りになる。低木,草地になって夏の陽光にまっすぐ照らされながら登っていく。直登になっており,見上げても見上げても空が続き辛い登りが続く。しかし,アセビの木,あざみ,朱色のオニユリ等草地に揺れる草花に元気づけられ,小休止と水分補給を繰り返しやっと山頂に着く。

 山頂は,長く,広く記念碑が多数建てられ登山客もあった。360度が,いくつもあるような広大なパノラマ。余りにも広く,向こうの果ては霞んでいる。霞の中,山波の向こう南方面には阿蘇,東の方には九重の山々が浮かんでいる。空を仰いで,草地にゴロンと寝る。「広い世界に自分より高いところはない!」と,いう感じである。

 下山は,よく踏みしめられ,展望のきく下山道で,急ぐことができる。(気分はルンルンルン)
 しかし,牧草地歩きは,周りが単一風景なので,気分的変化がなく,じんじんとする暑さだけが身に重かった。我々の体は,自然の織りなす風景や空気の流れによって力をもらっているのだなと痛感する。

          <自然を大切に!>

          <自然に感謝!>