山曜日は山へ行こう


多良岳

山曜日は山へ行こう!

                              

  


八方ガ岳 ツアー登山列の 中に居て 花シャクナゲを 指しつつ進む

   期 日     平成16年4月18日 曇り時々小雨        
登山口  矢谷キャンプ場 
  時 間    登山 矢谷キャンプ場−20分(バス)−登山口−60分−広場−
 60分−山頂
 下山 山頂−1時間40分−下山口
温 泉  七城温泉

 山の女王と呼ばれる「シャクナゲ登山」という文句に思わずツアー登山を申し込んだ。
 前年のツアー登山が雨に降られたので今回も心配していたが,一週間前から予報が雨らしい。雨具を山の専門店シェルパで求めて準備を整えた。
 朝は,明るかった空もバスの中から天候は徐々に下り気味で,登山時は曇天となる。しかし,40名余りのツアー客のにぎやかさに登山意欲は高まっていた。
 グループごとまとまって出発した。しばらくは植林の緩やかな登りで並んで進むが,徐々に谷を横切ったり,急崖を木の根や岩を足場にして,一人一人見守られながら登ったり変化に富んだ登山道である。
 朝の霧に洗われたのか樹々の若葉の緑はきれいだが,シャクナゲの花は観られない。
 列の中にいなければならず,後の人が「シャクナゲのつぼみですよ」と声が聞こえるが奥の方だということで止まって確かめることもかなわず進んでいく。
 何度目かの声の指す方に白い大振りのつぼみが見えた。今から咲くのだなと残念な気持ちである。
 やがて,列はやや広い分岐点に出た。「雨の心配もありますし,計画時間も遅れているので,ここで弁当をとってください。」とのことだった。
 みんな思い思いに食事をとった。
 その後,山頂までは,比較的横歩き(平坦地)が多く足取りは軽いが,相変わらず空は暗く,山頂に着く頃に雨が降り出した。

 山頂は,草地で遮るものはないが,雨と霧のため展望はきかない。「残念,残念」

 下山は,植林の急降下がジグザク状に続き,雨の中,列も途絶えがちである。
 やっとの思いで下山終わり。「山の神」に着くとその民家のシャクナゲが満開である。「やはり,これを山で見たかったなー」との思いがしきりである。
 やはり,自分流で山曜日の登山をしなければと痛感したのである。