山曜日は山へ行こう!
期 日 | 平成16年10月17日 晴れ |
登山口 | 大隅自然の家キャンプ場 |
時 間 | 登山口−30分−とんがり山−5分−さしば小屋−15分−展望台− |
10分−分岐点−40分−林道出合い−60分−分岐点−20分−山頂 | |
下山 山頂−10分−分岐点−40分−林道−30分−万滝− | |
1時間30分(道に迷って・・・本来なら40分程度)−キャンプ場 | |
温 泉 |
高隈山のうち大箆柄岳,御岳に続き横岳登山である。
横岳の麓には国立大隅少年自然の家があり,横岳はキャンプ場とあわせて大隅地区の人々を中心に活動や学習の場として利用されているようだ。
キャンプ場の駐車場に車を止めて,準備をして出発したが,自然の家の研修活動の案内は多いが,横岳登山を中心にした案内はよく分からず,<分県登山ガイド鹿児島県の山>を参考にしてまずは,とんがり山に向かって進んだ。登山道は,踏みしめ跡はあったが山が荒れて,くもの巣や倒木や折れた枝も多かった。不安はあったがガイドブックを見ると,まちがいではないようなのでそのままひたすら,急登登山道を進んだ。
とんがり山かな?頂上の目印はない。30分ほどで下りとなり,すぐにさしば小屋に着く。
小屋をぐるりとまわると四差路に出た。
とんがり山を登らずに来る登山道は,この四差路で出合っていて,その登山道は,幅が広く整備されているようだ。
私たちは,そこからロープのある急坂を直進して登っていった。明るい木もれ陽にツワブキの花の黄色が元気を与えてくれる。
途中,展望が開け緑の中に鳴之尾牧場のとんがり赤い屋根が,童話の中のさし絵のように美しく見えている。更に進むと林道に出て,パジェロが止まっていた。半分荒れた林道であるが,ここまで車で来る人もいるのだ。
ロープのある急登や緩やかな登りを過ぎて分岐点<白山へ>,<横岳へ>の案内板があり,右の方へ進む しばらくして,横岳山頂が前方に見える。
この地点から15分,急登で山頂に出る。
山頂は,草地の中にアセビの木,それに驚いたのは,濃い紫のホソバリンドウが3カ所に咲いていた。
展望は360度,高隈の山々の尾根,遠くのブルーの霞の中には垂水鹿屋を越えて錦江湾が見える。草地に席をつくり雄大な展望をどーんと前にしてお弁当。
下山は万滝を見ることにした。すぐに<平岳>との分岐点に出て<万滝>の方へ下る。林道まで下り,林道を左の方へ進み20分ほど,左側に時々小さな滝や水の流れを見て歩くと,万滝への下降点の標示があり右の方へ草木の中の小さな道を降りていく。
途中,沢が崩れた地点もあるが,ロープを張ってあるので安全である。
万滝は,スケールの大きな滝であった。
見上げる先にやっと空が見えるほど高いし,幅もあり,透き通った水が,落差ある岩肌を滑るように落ちていた。
満足し,滝を横切って帰路に着いた。
ここからが迷い道の始まり!!
分岐点の標示が数字ばかりなのである。Bへ,Dへ,Jへ・・・,これではさっぱりわからない。これは自然の家の活動のためのものであろう。
そういえば,登山中にも数字があった!。でも,地名と合わせて書いてあったのだ。数字だけではどうにもならない。ガイドブックと周りの様子を比べながら途中で引き返したりして,進み続け,車道に出た。1時間30分もうろうろしてしまった。
後日,自然の家に問い合わせた。
「登山される方には案内図と無線機を貸し出します。」とのこと。
自然の家を利用する方々は,自然の家に問い合わせをするだろうが,我々は,一般の登山である。必ずしも自然の家に立ち寄るとは限らない。
<数字だけの表示なんてしないで欲しい>
<誰にでも,いつでも分かる標示をして欲しい>