山曜日は山へ行こう


     山 を 歌 う


山曜日は山へ行こう

                                               
                              


 山には外観的にも,中に入って内側から体感した時にも,それぞれに魅力があり強烈な個性がある。これまで遠くから眺めていただけの山に,私共が登り始めて見た山,体感した山は想像すべくもなかった魅力をもち,個性を持っていた。そのことを山の紹介と,
 「登ってみませんか」
と,いうお勧めの意味を込めて,見たまま,体験したまま,感じたままを伝えたいという気持ちで,<山を歌う>というより,ひと口の山の紹介である。
登頂順  山 名   歌 
201 虚空蔵山 険しさとスリリングコース虚空蔵山 老い二人声かけ合いて行く
200 八郎岳 八郎岳の山頂眼下街並みを 飛び舞いたきや青き海へと
199 田原山(鋸山) 岩峰はのこぎり歯なりヤセ尾根の 導く山頂四方八方一望
198 津波戸山 石仏は岩に谷間に空に居り  津波戸登山者微笑み迎え
197 鹿嵐山 鹿嵐の山にシャクナゲ植えてあり 陽光(ひかり)よ水よ馨り咲かせよ
194 宮之浦岳 洋上のアルプスという宮之浦 山頂岩峰で今確かむる

森の奥宮之浦岳胸沸くは 奇岩シャクナゲ水それから・・・
192 丹助岳 登山道にミツバツツジの散り染めて 丹助岳の花の宴過ぐ
191 比叡山 巨岩ピークカランコロン岩くぐり岩 愉しきスリル比叡山登山
136 長尾山縦走 子供等よ県民よさあ登り来よ 太きロープ掴み長尾山縦走
135 二ツ岳 二ツ岳ヒカゲツツジは花つぼみ 山頂へ誘い花宴待ちおり

二ツ岳ヒカゲツツジは春浅く 恥じらい気味に一叢咲きて
134 荒西山 山頂に天狗岩あり荒西山 広がる樹海ただ輝ける
133 六郎館岳 伸びる樹々根元にやさし群れ咲くや サツマイナモリ六郎館岳
132 鎮西山 竹の道花椿道歴史道 たどりて展望鎮西山山頂
131 鷹取山 巨石置く鷹取山の山頂は 城下一望山城跡なり
130 金山(かなやま) 清き水モスグリーンの苔育みて 呼吸清しき金山登山
129 背振山 古きもの新しきもの納まりて 時代(とき)は流るる背振の山頂
辻岳 再びの辻岳山頂暮れなずみ 薩摩富士置くいとおしき海

サタツツジ導きて山頂辻岳の 巨岩に立ちて「オーイ海よ!」         
128 野首嶽 ふきのとう枯れ野の中に小さき芽 春色模様の野首嶽山頂
127 木場岳 きららきら木漏れ日遊ぶ木場岳は 緑流るる照葉樹の森
126 摺ヶ丘(ずいがお) 美しき海と空向き石積みし 砲台跡あり摺ヶ丘山頂
125 地蔵岳 コウヤマキ自生地蔵岳登り来て 悠仁様よお健やかなれ
43 冠岳-川薩 冠岳除福像から登山道へ 伝説と信仰満ちあふるコース
124 元越山 こんもりと円き山頂元越山 円形展望ただ胸熱く
123 鶴見岳 鶴見岳ロープウェイ客も合流し 山頂公園は空の広場なり
121 可愛岳 西郷の戦越えせし可愛岳は 緑濃きシダいにしえ誘い
119 釈迦ガ岳 山よ山ただ中に釈迦座りおり 名峰より風渡る山頂
118 扇山 扇山山頂シャクナゲ華のあと 夢のあとありしじまの中に
117 白岩山 囲いして弱き植生守りおり とびらを開けて白岩岩峰へ
115 行縢山 行縢山の山頂岩に立つ山並みと 街並みを越え光る日向灘
114 五葉岳 お姫山お化粧山に乙女山 絶景ピーク越えさあ五葉岳へ
111 大崩山 道野辺にかかし出迎え大崩へ 白き岩肌紅葉映えて
110 古祖母山 染め初む古祖母山に登山者なく 急斜面はしごスロースローと行く
109 金剛山 金剛山回数登山のメッカという 夢こもごもり山頂賑わいて
108 金時山 雨も良し金時山なり富士覆う 西方紫雲に諸手を上ぐる
107 烏帽子山(浅間山) 旅の朝美しき小さきピークあり 山頂に立つ伊豆烏帽子岳
106 大菩薩峠 唐松の林登りて尾根に立つ パノラマ続く大菩薩峠
105 高尾山 名所旧所たどる登山道高尾山 コース合わせて山頂賑わえり
104 尾鈴山 尾鈴山急登急坂のふところに 麗しき滝育みており
100

103
100座登頂記念登山
中岳(九重)
百座なり!中岳登山喝采する 九重連山のミヤマキリシマ
28 大幡山(大幡池) 森の奥もののけ姫の住むような 大幡池の美しさなり
99 中岳(大隈) 美しき山容なれど中岳は きびしき登りなお続きおり
98 刀剣山 刀剣山山頂花崗岩空に在り 高隈連山目の高さなり
97 高峠 ミニテーブル運び上げられ高峠 つつじも添えて山頂レストラン
96 黒岳
95 障子岳 スズタケの登山道続き障子岳 オーイ傾よ大崩・祖母よ
94 親父山
93 石堂山−北薩 山桜笑うように咲き我笑う 石堂山登山山ふところで
92 国見山−肝属山系 国見山無線ドーム在り権現在り 志布志湾あり青き空あり
91 黒尊岳 アセビ咲く黒尊岳に祠あり 樹の香る気流満ちわたる中
90 天山 風わたる500度パノラマ天山山 頂翼をつけて私も飛ぶよ
89 作礼山 キャンプ場楽しき絵地図作礼山 今は静けき春の雪踏む
88 黒髪山 黒髪山山頂天童岩空に在り 鎖張られて山人続く
26 金峰山(南さつま市) 金峰山三峰パノラマ広がりて 神降りし峯鶴も降り立ち
87 矢筈岳(頴娃町) 岩峰に足すくみつつ楽しみて 矢筈岳山頂薩摩富士待つ
86 鬼門平(おんかどびら) 夢時代鬼も遊びし鬼門平 奇岩怪石今に残して
85 清見岳 優しさと絶景パノラマ清見岳 胸の内にもくっきり写して
三重嶽 三重嶽に江戸農耕馬の牧神(まっがん)あり 桜島見ゆこの丘駆けし
84 下山岳(さがやまだけ) 背も歳も高くなりし子伴に連れ 2006年の初登山なり

地と海の先には秀峰薩摩富士 下山(さがやま)山頂のコーヒータイムなり
83 母ヶ岳 緑濃きつわぶきの葉に木漏れ日よ 冬晴れの朝母ヶ岳登山
82 牛の峠 街道を林道を奥へ牛の峠 論所跡在り史実に触れて
81 古処山・屏山 巨石ありツゲの緑も映えており 山城跡の古処山山頂
霧島連山縦走

名峰のミヤマキリシマそれぞれに 花支度して待つ縦走路

連山の紅葉過ぎて縦走路 名峰飾るは澄みわたる空

縦走路ミヤマキリシマ峰と谷 咲き広がりてわが庭と化す

峰と谷越えて霧島縦走路 行者のように黙々と行く

霧島は名立たる花の大舞台 今ここに咲くミヤマキリシマ
80 烏帽子岳(姶良) 寝ころんで浮かびくる日々重けれど 空に抱かれて烏帽子岳山頂
79 花尾山 華のある神社いだきて花尾山 登山道彩るつわぶきの花
78 鷹ノ子岳 作業用具手に登り来し山岳会 ルート拓き聞く鷹ノ子岳で
77 大金峰・小金峰 木漏れ日と樹々香る風伴に連れ 大金峰へ小金峰へ!
76 九千部山 一万部の読経九千部で途絶えたる 伝説の山テレビ塔建つ
75 甑岳 赤松の広く縁どる火口跡 仰げば満ちる空こしき岳
74 立花山 おさな児も戯れ駆けるみどり草 立花山の優しき山頂
73 宝満山 厳しさも内に喜び満ちてこそ 百段ガンギ越えて宝満山頂
72 夜叉神峠 離れ住む子と登り来て夜叉神峠 はるかに南アルプス望む
12 大浪池 大浪の池朝霧は今晴れて 韓国映す水鏡なり

マンサクは春知らせおり謳いおり 大浪池の空に湖水に

冬晴れの大浪池清しくて 薄氷と陽射し戯れており

お浪という伝説少女の愛は藍 濃く深き湖面大浪池
71 万年山(はねやま) 濃き色の夏野を過ぎて登り来る 万年山山頂にユウスゲの待つ
 70 二ノ岳〜三ノ岳 きのこ見てきのこ撮ってと夏ヤブ蚊 朝露残る二ノ岳登山道
 69 丸山 丸山の登山口を聞く夏日なり スポーツ少年の清し笑顔に
68 黒原山 日の丸の風にはためき里人を 見守る山頂黒原山は
67 白髪岳 白き髪花かんざしで飾るらし バイケイソウ咲く初夏白髪岳

姉妹山花束にして贈りたし バイケイソウ咲く初夏白髪岳    
66 小岱山 登山道のここかしこ逢う人笑みて 小岱山展望ピーク賑わえり
65 祖母山 祖母山頂100を数えし山曜日 連なる峰は我呼びており
64 祇園山 名の由来記され深山祇園山 直登登山道空に息吐く
63 諸塚山 この花はアケボノツツジ春空と 諸塚山の登山道飾る

藺牟田池外輪山 l外輪山登山道楽しき起伏なり ただ静かなる藺牟田池見て

藺牟田富士うつす湖面をぐるり一周 外輪山の起伏踏破秋の日に
韓国岳 花あざみ風ススキあの赤い実も 衣替えして韓国登山道

韓国の山頂パノラマ大浪の池 湖水湛えて手にすくいたき

韓国の山頂火口に湖水見ゆ 硬き山容も麗し優し

韓国の山頂緋色にふくらみて 順を待ちておりミヤマキリシマ

韓国も樹氷雪化粧連山は 秀峰清しく連なりており

韓国の山頂野営して朝焼けの 高千穂写す人の眼優し

あと何分?聞かれる下山道山頂指して あとは楽よと韓国6合目

登山する子と子犬あり韓国に 共に歩みて山頂息はずみ

木もれ日に純白映えるオオヤマレンゲ 硫黄山の奥花と微笑む  
19 双石山 予報的中双石山は雨やまず 水と風駆け遊ぶ森登る
31 普賢岳 霧脱ぎてせまりくる山容平成新山 明日も生きよという普賢山頂
34 市房山 けわしさと雪の登山道市房山 万力の万歩で山頂登り着く
16 開聞岳
美しきわが薩摩富士家族して 2007年の初登山なり

薩摩富士秋田の二人登り着き 語るよ花と山の話しを

桜咲く山を車窓に急ぐ朝 開聞岳の登山大会

登山ツアーバス並び居て薩摩富士 カラフル歓声山頂賑わう

登山大会遠くより参加の若者も 交えて狭し開聞岳山頂 
  
手袋を脱ぐ二合目セーター脱ぐ五合目 そして開聞山頂青空まとう
  
樹氷なり!先に登りて夫の呼ぶ 息紅くして小雪吹く開聞   
36 稲尾岳 木もれ日のおどるせせらぎ登り来て 照葉樹林深く濃く稲尾岳
37 釈ケ迦嶽 急登なれど階段ロープにみちびかれ 釈迦堂建つ山頂九州峰連なる
38 仰烏帽子岳(のけえぼしだけ) 雪道を踏みしめ登る福寿草の 仰烏帽子岳に群れて咲く日に
40 八方ケ岳 八方ケ岳ツアー登山列の中に居て 花シャクナゲを指しつつ登る
11 中岳 中岳の山頂めざして子等の列 夏野に駆ける昇り龍なり

降られつつ登り着く山頂中岳は 洗い装い山肌映えて

新緑連山ミヤマキリシマ咲きはじめ ハルリンドウ八分クサボケ満開

中岳の山頂草原にハルリンドウ 真昼の星のように咲いており

中岳に紅葉コースありテーブルに 落ち葉盛られて予約席あり     

 中岳のミヤマキリシマ枝陰に ハルリンドウ咲くダイヤのように    
41 三俣山 三俣山山頂に身ゆだね手を伸ばす そこには群青のジュースこぼれおり
42 俵山 白糸草そそと群れ咲き俵山 山頂近く来て霧も晴れゆく
43 冠ケ岳 空に湧く雲匂う山頂岩に立ち 大阿蘇を指す冠ケ岳 
15 高千穂峰 高千穂の峰へ矢印黄ペンキで 岩に記して汗拭く人

高千穂の山頂パノラマ夏緑 空渡る雲黒く映して

高千穂の馬の背分岐峰仰ぐ 大いなる展望胸にあふれて

初夏過ぎて名峰高千穂に登り来る 風と樹の色また移りおり
 
赤ガレの厳しき登山道高千穂で 体力気力を積み富士目指す

神降りる山頂高千穂の登山守り 山語り合う友に贈りて    
45 多良岳 奇岩巨岩越えて三角点多良岳は ふところに霧染める花咲く
46 富士山 ふたりして富士山頂に立つ雲間より 御来光は初の大舞台照らす

登り来て岩と石じゃり山小屋と 人の多かり富士山頂に立つ
47 鞍岳・ツームシ山 鞍岳とツームシ山の大パノラマよ 阿蘇・久住・雲仙を一気に抱きて
24 涌蓋山(わいたざん) 玖珠富士の涌蓋山山頂長く伸び 東西パノラマ駆けて楽しむ
新燃岳

青や青白や白なり雪化粧 霧島連山青空に映え

新燃山頂秘めたる宝石沈みおり 異国の人の瞳のような   

国際的霧島登山道ピンク肌に 日焼け止め塗る陽気な女性あり    

新燃の山のやさしさ花林 ミツバツツジに肌染められて      
21
22
23
阿蘇(高岳・中岳) カルデラの織りなす阿蘇の大展望 今も噴煙上ぐ登山道行く
25 猫岳(根子岳) 急登続き根子岳山頂に赤とんぼ 先に登りて舞い飛びており
20 九重山(久住山) 晴れやかに汗して交わすこんにちは 久住登山道に花微笑みて
48 野間岳 陸の先波しぶき打つ野間半島見下ろして立つ野間岳山頂に
51 磯間獄 小心なれど断崖くさり場登り来て 岩人形出逢う磯間嶽登山
52 英彦山 深山なり奇岩群登山道英彦山神社 上宮登りつき清しく参拝す
55 貫山 白き岩羊のように群れ座り アニメのような貫山登山道
50 由布岳 急崖を南無覚悟の気渡りきる 由布岳西峰は地球気流の中
56 次郎丸嶽・太郎丸嶽 天草の絶景パノラマを庭として 次郎太郎兄弟の山は並びて
57 倉岳 倉岳の山頂車道あれど苔覆う 参道登山道はいにしえ誘う
39 紫尾山 南とて冬山なりき紫尾山頂 めざす登山道一面の雪
53 福智山 愛されてたおやかに名峰福知山 八丁辻急ぐ山人を呼ぶ
90回 八重山 八重の山樹を重ね葉の色重ね 深みどり青みどり黄みどり
58 烏帽子岳(阿蘇) 野焼き終え新しき芽を待つ風の わたる草千里阿蘇烏帽子岳
59 杵島岳(阿蘇) 阿蘇五岳踏破終わりて杵島岳 山頂で乾杯陽光満ちるよ
60 大船山(たいせんざん) 空近く大船山山頂なり阿蘇五岳 ブルー遠景の中凛と浮かびおり
61 夷守岳(ひなもりだけ) 生駒富士夷守岳登山の下山道で 語りし男性(ひと)のメール届きくる
62 矢筈岳(やはずだけ) 炭を焼く人駆けし跡道となり 矢筈山頂へ導きており